電子顕微鏡の試験片トリミング用超音波カッター
超音波と魚探のUS-DOLPHIN@エコーテック三浦です。
今日は、昨日の続きで市場を探す話をしたいと思います。
西研究所の戦略MQ会計の研修に参加している方はわかると思いますが、どの市場で売るか?という前に、どの市場があいているか?という見に行く作業が必要です。
売りたい市場が空いていなければ、市場をあけるか、他の市場で売らなければいけません。
自分の仕事は、当社の背丈にあった空いている市場を探しに行く事だと思っています。
昨日は、超音波カッターで品質保証部などの分解作業用としてカッターで樹脂部品を切るのは大変なのでどうですか?という事例をご紹介させて頂きました。今回は、理化学、医療分野、農業分野などに関わってきますが、電子顕微鏡で試験片を見る際に、トリミングという作業があります。
この作業の時間短縮・労力削減用として超音波カッターをご紹介します。
先日、静岡大学農学研究科に訪問してきました。
試験片をスライスするためにミクロトームという機械に入れるのですが、そこに入れるために試料を固めた樹脂をカミソリの刃で削って形を整えています。危険が伴う作業でかなり力もいるので、かなりわずらわしい作業だということです。
模型業界でレジンキャストやアクリルやエポキシ系などの材料は実績がありますが、こんな場所で使うとは私も驚きました。色々な書籍や講習で答えは現場にしかないといわれますが、実感した1日でした。
詳しい商社様にお聞きしたところ、透過型の顕微鏡は試料を埋めこんで内部構造を見るためにミクロトームにかけるそうです。
日本で数千人ぐらいは市場があるようですが、皆さんカミソリでやっているとしたら、研究で浪費している時間や怪我を考えると大きな国の損失ではないか!と考えます。(大げさかな 笑)
先生からも言われましたが、締め付けはトルクドライバーできちんと締めれた方がよいという声もありましたので、超音波カッターZO-41+トルクレンチ+長刃ZH10のセット品を登録しました。
試験片トリミング用超音波カッターセット
どの営業担当者にも売上をあげろという命令があるかと思いますが、現場(お客様)にいってどうして買ったのかとか何に使っているのかとか聞いてみると意外な使い方があると思います。
そこに市場があるかどうかひらめくためにも、常に自分の感性を磨いていかないといけないですね。
樹脂包埋用器具でつくったテクノビットや注型用樹脂(レジン・エポキシ・アクリル)などの加工・切断を楽にする工具として超音波カッターZO-41をご提案します。
投稿者プロフィール
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エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます!
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