切られる為に、海を渡ってくる
今日は、海外からの依頼でした!
超音波で御社製品を差別化しませんか?超音波技術で「独占市場」を仕掛け中!常に変化を考える、あなたの販売推進担当 超音波と魚探のUS-DOLPHIN店長 KOUKI ことエコーテック 三浦宏樹です。
マークを見ただけで、あのメーカーの部品なんだ。とわかる自動車メーカーの部品が海を渡って送られて来ました。担当営業に、写真とったり、動画とったりしていい?と確認しましたが、ダメ!とのこと。まぁ、当たり前ですよね。でも、写真・動画があった方が、ブログのネタとしては面白いんだけどなぁ。
材料だけは、良いということで、ご紹介します。
テスト1:PP+GF30%
テスト2:PP+タルク20%
テスト3:PA6+GF30%
正直、よくわかりませんので、調べてみました。
PP:ポリプロピレン、熱可塑性樹脂、工業用に広く利用されている。耐熱性。
GF:ガラス繊維 かな。
タルク:無機鉱物、配合充填剤として利用。耐熱性に優れる
PA6:6ナイロンと呼ばれることが多い。繊維。高温でも低温でも強靭
たぶん、あっていると思いますが、業界が違うと記号が何を意味しているのかまったくわかりません。でも、なんとなくですが、それぞれ耐熱性に優れた材料ということがわかります。
以前も、某社の部品で耐熱温度が高すぎて、ホットナイフ(半田ごての先端に刃がついている工具)では、切断出来ないものをテストに来たお客様がいます。自動車の樹脂部品は、溶けにくい樹脂が多いので加工も大変なんだろうなぁとあらためて思います。
さて、結論としては、超音波カッターZO-41のノーマルモードでは厳しいのですが、ハイモードであれば、先方が指定したCUTラインを切断することが出来ました。
ただ、当社の超音波カッターは、ホビー用。
連続でずっと、この切断作業を行うのは、機械にとって非常に厳しいです。品質管理部門での抜き取り試験や、不良解析、原因解析であれば1台購入するのも良いと回答しておきました。設計試作でももちろん、形を考える時に便利な工具です。
せっかくなので、PP(ポリプロピレン)を切ってみよう!
ガラス繊維入りが近くにありませんでしたので、材質がPP(ポリプロピレン)を探したところ、超音波霧化器のボトルキャップがありましたので、加工をしてみました。PP(ポリプロピレン)の厚さは2mmです。
今回、3つの切断をしてみます。
1.超音波カッターZO-41ハイモード 刃:標準刃
2.超音波カッターZO-41ノーマルモード 刃:標準刃
3.超音波カッターZO-40B(ZO-40L) 刃:標準刃
私個人の見解としては、PP(ポリプロピレン)2mm は、超音波カッターZO-41ハイモードでなければ、加工をするのは少々厳しそうという印象を持ちました。
投稿者プロフィール
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エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます!
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