弱者の戦略を学ぶ
超音波で御社製品を差別化しませんか?超音波技術で「独占市場」を仕掛け中!常に変化を考える、あなたの販売推進担当 超音波と魚探のUS-DOLPHIN店長 KOUKI ことエコーテック三浦宏樹です。
明日2017年8月10日(木)から2017年8月16日(水)まで夏季休暇となります。ネットショップでの注文は受け付けていますが、受注処理・ご質問などは2017年8月17日(木)以降となります。
今日は、懐かしい魚群探知機の件で問合せが入りました。
「UD-5の画面中央が、楕円状にやや黒っぽくなり、非常に見づらくなってしまいました。大きさは500円玉くらいで、電源が切れている時もその状態です。それ以外の機能は問題ありません。修理できるものでしょうか?」
社屋の1つ下のフロアにHONDEXを展開するマリン事業部がいますので、直接行って確認しました。
「UD-5って機種があったんですか?」
まぁ、新しい子は知らないですよね。琵琶湖でデータを取りに行った日を見ると2002年8月。今から15年前にもなるんですね。
現在、ベース機であったHONDEX HE-5400の保守が終了しており、修理用パーツが残っていないため、修理出来ないという回答をさせて頂きました。UD-5は、自分で販売したお客様ばかり。長年ご利用頂いているのに、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
今思えば、ランチェスターの弱者の戦略を学ぶ
魚群探知機UD-5は、ベース機HE-5400のソフト、アナログ回路などをいじってチューニングしたモデル。HONDEXがトップシェアを持っているブラックバスの魚群探知機市場で、どうやって差別化して勝負をしていくかということを勉強させてもらった非常に思い出深い機種です。
当時一瞬ですが、桧原湖だけは、機械の性能的にも、人脈的にもマッチして、JBトーナメントプロの利用率でトップをとれた経験をさせてもらいました。
弱者の戦略=差別化戦略
1.一つの特殊な分野に特化する=ブラックバスのトーナメントプロ
2.敵よりも性能のよい武器=極細パルス幅・底判定を数値化
3.狭い市場=桧原湖
4.一対一で戦う=結果的に桧原湖の若手上位プロをサポート
5.接近戦=桧原湖での魚探の使い方を情報公開
手を回す余裕のない強者の隙(ニッチ市場)を突くという戦略でした。時間経過とともに、強物(HONDEX)が機能を最新機種に移植(まぁ、同じ会社なのでそうなりますよね)。競争力がなくなり、一石を投じた役目が終わりました。
最後、同じ市場に広告を投入しても仕方が無いという経営判断で、エコーテックの魚探ブランド「US-DOLPHIN」は、HONDEXに吸収。一緒にPRして頂いた、サポートプロの方とHONDEXの顔合わせを用意したり、物事の終え方も学びました。
その時学んだことは、その後、超音波霧化器、超音波カッターの市場づくりに活かされています。振り返れば、大変貴重な経験をさせてもらった事に感謝です。
今日、思い出すような質問が来たという事は、その部分を思い出す事で今の業務で必要なヒントがあるということだと感じています。
投稿者プロフィール
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エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます!
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