100人に「説明」するより、30人と「会話」をしたい

　先日のブログ(2017.11.09愛知大学生の取材を受ける) で、豊橋の大学に通う生徒が、地元企業の事をよく知らないと聞き、「豊橋の企業は、もっと多くの学生にどうやったら知ってもらうかを考えた方がいいのではないだろうか？」と考えました。
　そこで、親会社である本多電子の採用担当に取材に行ってきました。しかし、意外な回答が。

　「多く広げればいいというモノではない」

と言われ、色々と質問。本多電子の採用事情を確認したのでご紹介致します！

「そもそも、うち(本多電子グループ)に就職するには、どうしたらいいの？」
（※ちなにみ私は平成2年4月入社。現在は出向でエコーテック在籍です。KOUKI)

採用担当
　「本多電子に応募するには、まず1度会社に来てもらっています。
　　実際に会社を見て、気に入った、という方に応募してほしいと思っています。」

来社はどのような形でも構わないそうですが、採用サイトには、下記の方法が記載してあるそう
です。本多電子採用情報ページ

–以下、採用担当が流れを教えてくれましたので、ご紹介しておきます。–

1.会社訪問
2.ワークショップ

　会社訪問は３月から受け付け、採用情報を中心に業務の説明や、社内見学をします。
　ワークショップはいつでもで申し込みができ、超音波技術の体験を通じて会社を知る
機会になります。

　来社された方に、エントリーシートをお渡ししています。

　本多電子のエントリーシートにはちょっと変わった設問もありますので、気になる方
は会社訪問に来て下さい（笑）

　正式な応募は、エントリーシートを期限までに提出、書類審査後に、筆記試験を受け
てもらいます。合格者に、1次面接(グループワーク)、2次面接（事業部長や各部門責任者など）を実施、最終面接は社長、役員と会って頂きます。
———-

　ここまでは一般的だなぁと思ったので、先日の真意を聞いてみました。

「多く広げればいいというモノではない」＝学生をかきあつめるような事はしない、
という意味のようです。

　3～4名程度の募集に対し、100人の応募を集めるより、30人と丁寧に向き合い、互いに理解を深めたいとの思いからでした。

　現在、ネットでの応募が中心になっていて、とても簡単にエントリーが出来てしまいます。数年前、20人～30人に説明会を実施した事もあるようですが、学生との距離を強く感じたそうです。お互いに顔が見える状態で、じっくりコミュニケーションを取りたい、と考え、大人数の説明会はやめてしまったとの事。

　現在は、少人数(1～3人) の会社訪問を、ピーク時にはほぼ毎日行なっていると聞き、びっくりしました。私は、営業で飛び回っている為、会社にいないことが多いので、そんなに多くの時間を使って見学者の対応をしていたとは・・・。同じ会社内でもやっている事は案外知らないものだなぁとあらためて認識しました。

　さて、会社訪問はなんとなくわかりましたが、

　「ワークショップって何？」と質問。

　「これは、超音波技術の体験教室のようなもの。当社にある超音波科学館の見学に加え、基礎技術や応用方法も説明します。半日程度のミニインターンシップと思ってもらって結構です。」との事でした。

　一般的にインターンシップ（就業体験）は３～５日、1か月以上の場合もあるそうです。そこまで時間が取れなくても、技術体験と会社見学で2～3時間程度と、気軽に申込できるようにしているとのこと。いつでも申込できるので、就活解禁前でも会社の雰囲気を知る機会として利用して下さい。

せっかくなので、もう少し掘り進んで聞いてみました。

「ずばり、最近の応募状況はどうなの？」

採用担当「やはり地元（東三河）の学生が多い。県外の学生も増えていますが、Uターンが多いですね」

　現在、企業を探すのは、マイナビなどの就職サイトが中心になりがち。しかし、各企業の採用ページにはいいことしか書いてありません。やはり、口コミの情報を重視しているようです。親や先生、友人などから社名を聞くと、企業研究や訪問のきっかけになります。
　東三河出身であれば、高校の理科実験教室、小中学校の社会見学、職業体験などを通じて、本多電子を知っている子もいるので、自然と応募してみようかな、と思ってもらえる事もあるようでした。

　ちなみに、本多電子はマイナビに掲載されていますので、興味のある方はマイナビから応募して下さいとのことです。もちろん、会社のホームページからでも応募可能です。

　1時間ほどの会話でしたが、違う部署ということもあり、とても新鮮でした。うち(エコーテック)が出来る事ってなんだろう？他の事業部ではなく、うちが出来る事って、やっぱり超音波カッターのトップメーカーとして、エコーテック通信に就職情報を1回掲載してみようかな。ワンフェスが2月。ちょうどいい時期かなと感じました。

最後に、私から一言。
本多電子グループは、愛知県豊橋市にある200名(パート含)程度の企業です。地方企業ですが、国内トップブランドをいくつか持つ超音波というコア技術を持ったメーカーです。仕事は多岐にわたってあります。
技術系であれば、回路設計・ソフト・機構設計など分業している部署もありますし、1人で全部やれる部署もあります。量産対応への立ち上げや改善などなど、私も元設計ですが、自分が作った製品が世の中に出る面白さを体験出来ます。

営業は法人向けが中心。メーカーの営業は、お客様の声を製品に反映する仕事でもあります。自分が企画した製品が形となり、自分で売れる事は、メーカー営業でしか味わえないやりがいだと思います。私も販売推進担当として、超音波カッター・超音波霧化器の市場創造を主担当でやらせてもらい、非常に良い経験をしました。これも、メーカーならではだと思います。

事務系であれば、営業アシスタント、資材購買、総務、経理など色々な業務があります。世間では、事務職に派遣社員を当てる事が多くなっている中で、本多電子は事務職も正社員として募集しています。

興味を持った方がいたら、ぜひ一度、超音波科学館見学ついでに遊びに来てはいかがでしょうか？未来の仲間になる方が、このブログを読んで行動を起こしてもらえたら、うれしいなと思います。

お知らせ
　2台目の超音波カッターという事で限定発売をした超音波カッターZO-40Lですが、予定数量まで残りわずかとなりました。通常より1万円近く安い￥26,000(税別)ということで、大変多くの方に購入頂きました。　残りわずかですが、楽天で購入可能です。

■超音波で御社製品を差別化しませんか？

　超音波技術で「独占市場」を仕掛け中！常に変化を考える、あなたの販売推進担当　超音波と魚探のUS-DOLPHIN店長　KOUKI　ことエコーテック三浦宏樹が、情報提供させて頂きました

　当社は、愛知県豊橋市にある1956年創業の超音波技術を用いた機器を製造するメーカー　本多電子(株)内にある企業です。新規市場創造を行なう企業として1999年10月に設立されました。何か問題や改善を検討中の方で、「超音波でこんな事出来ない？」と思いついたら、気軽にご相談下さい。
　超音波を用いた製品に関しては、直営の 超音波と魚探のUS-DOLPHIN楽天市場店で販売をしておりますので、ご利用下さい。

エコーテック今後のイベント情報

■KOUKI講師予定
税理士法人BETTあかつか事務所様主催のＭＧ研修（静岡県浜松市）
2018年02月06日、07日

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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