金の玉ねぎ　庄島農園(静岡県浜松市)

2024.06.08

マーケッターKOUKI

祝金賞受賞！
2024年3月開催の野菜ソムリエサミットにて戦略MQ会計研修に参加頂いている庄島農縁(静岡県浜松市)の新たまねぎ「たまえ」が金賞を受賞しました！
昨日、参加者全員に庄島さんからお土産を頂いたこともあり、玉ねぎってどうやって売るのかを考えてみたいと思います。

皆さん、こんにちは。
超音波で未来をつくる・・・エコーテック(株)マーケッターのKOUKIです。
超音波メーカー本多電子(株)の新規市場開発を行う部門として1999年に法人化されたエコーテック(株)で、市場をつくる仕事を長年担当しています。

20231001～20240930は、以下３つの行動を意識して動いています。
(1）用途からニッチ市場づくり
・ホビー用超音波カッター
・超音波霧化器＆超音波霧化ユニット
・新製品(準備中)
(2)海外比率50%化への挑戦を邪魔する国内需要増加
・海外担当の後輩君の壁になるため、今期並みの数字(17％)になるように裏売上目標を設定
(3)リクルートを考えた地域活動(2025年新卒を1名、エコーテック(株)で採用)
・キャラクターコンテンツ　豊橋工専高校模型部(もけ部)
・モノづくり漫画校歌　「夢の道標」配信中
・高校生モノづくり全国大会　ユースモデリングコンテスト豊橋
・豊橋市のふるさと納税返礼品に超音波カッターが登録されています。
・地元ラジオのビジネス番組でFM843パーソナリティーとして出演中
・三遠ネオフェニックスシルバースポンサー
・豊橋技術科学大学ロボコン同好会「とよはし☆ロボコンズ」スポンサー
・戦略MQ会計研修を使った人材育成

玉ねぎの産地は？

農林水産省の統計データ「令和４年産都道府県別の作付面積、10ａ当たり収量、収穫量及び出荷量」を見ると収穫量は作付面積も広い北海道がダントツに多い結果となっていました。
1位　北海道　825,800t
2位　兵庫　86,400t
3位　佐賀　84,000t

浜松市が特に産地ということでも無いようなので、どう差別化させていくかが大事になるなぁと感じます。
日本一の産地のホームページ　きたみらいの玉ねぎ｜JAきたみらい (jakitamirai.or.jp)　を見てみました。
さすが、日本一をちゃんとPRしていますし、玉ねぎの生産の様子などとても見やすいです。
組合としてしっかりＰＲしているところに勝負を挑むというのはなかなか難しいものがあるなぁと正直考えてしまいます。

どこを差別化していくのか？

正直、庄島さんと研修でご一緒しなければ「玉ねぎ」にフォーカスをしなかったですし、購入する時もあまり気にしてこなかったと思います。
でも先日、妻の買い物に付き合っていた時、「この生産者さんの玉ねぎは、甘くておいしいから〇〇を作るときはこの玉ねぎがいいんだよね」といって、その他大勢の玉ねぎでは無く、少し高いその生産者さんの顔が入った玉ねぎを購入していました。
この場合は「甘さ」が青チップ(差別化)になり、Ｐ(単価:Ｐrice)アップとなったわけです。

商売の基本は、「誰に」「何を」「どうやって売るか」という事が大事です。
戦略MQ会計研修でも、どの市場に売るかということを考えて行動をしますが、庄島さんはどこに売りたいのかなぁ？と聞いてみたくなりました。

買ってもらうのには、差別化を考える必要がある

庄島農縁 – 庄島農縁 (shinohara-shintama.jp)さんのホームページを見させてもらって、ちょっと気になった事があります。
・庄島農園ではなく庄島農縁なので、調べる人が検索でたどり着けるだろうか？
・篠原のたまねぎは、日本一の早出したまねぎ
・甘くなる
・庄島農縁さんの玉ねぎには名前がある
などです。

「日本一の早出し玉ねぎ」というのは初めて知りましたが、この「早出し」は差別化出来るのではないかなと思います。
「日本一早い」にあやかりたい人向けのブランドとして、例えば陸上や競輪選手などの選手＝スピード勝負の方向けの願掛けみたいな事に使う＝予約受注で直販を行う。

「甘い」＝糖度を調べて出荷する、糖度で価格を変動する。

などが思いつきますが、篠原町で差別化してしまうと地域全体になるため、やはり庄島農縁としてのブランドを確立するように動いた方が良いと感じます。
「庄島農縁」のシールなどを作り差別化(青チップ)しパッケージに使う(赤チップ)することもですが、それを展開するのであれば商標出願をしておいた方が良いと思います。
調べてみると、2016年に株式会社阿部農縁から阿部農縁が出願されており、登録されていますし、ワタミからは2022年に農縁が出願され登録されています。

ブランド名が浸透してきた時に、商標で訴訟になる可能性があります。
自社名や商品名については、きちんと商標出願をし継続して広く広告(赤チップ)などに使う事でＰＲをしていって欲しいと思います。

※戦略MQ会計研修では、青チップ(差別化)価格アップ、赤チップ(広告)数量をアップと言われています。

体験をさせるには？

当社が展開しているホビー用超音波カッターの販売は、いかに体験してもらうかということを考えて、色々なイベントに参加しています。
広告では伝わらない商品ということもありますが、TV、ラジオ、雑誌、インターネットには広告が溢れています。
正直、どこを信じていいのかわからなくなっています。
最終的には、自分が体験した事でなければ、購買動機は発生しなくなるのではないか？と感じています。

では、庄島農縁 – 庄島農縁 (shinohara-shintama.jp)さんの玉ねぎをどうしたら体験できるのでしょうか？
やはり、ここは食べるという体験をさせる必要があります。
ホームページには、ここに行けば食べられますというページはありますが、ご自身の名刺にお店を書いておくや、食べられるお店で何かイベントを行うなどして食べてもらうきっかけ作りを考えておく必要があると思います。

ホームページに玉ねぎに絵が描いてある写真がありましたが、近くの子供達(保育園児・小学校)などと協力して、玉ねぎに絵を書かせてご自宅に持ち帰られるイベントなども良いかもしれません。
やはり地元の食材は地元の方が消費しやすいと思いますので、この流れをどうやったら購買に繋げるのか(例えば、旗をたてて直売をやっていると記載するなど)を考えて見ると色々とアイディアが出ると思います。

戦略MQ会計研修で、玉ねぎを頂いたのでちょっと変わったブログになってしまいましたが、今まで市場を作ってきたマーケッターとしては農作物も打ち出し方でいつもとは違う流通が作れるのではないか？と感じました。
会場では、別の流通について話をしました。
9月の浜松MG研修で庄島さんとお会いした時に何か進展があったという報告を楽しみにしています。

インスタもあります。
良かったらフォローしてあげて下さい。
庄島農縁(@shojima.nouen) • Instagram写真と動画

次回の戦略MQ会計研修の募集を開始しました。

毎週火曜日19時～20時は、FM84.3MHz WORKer WORKout

19:00になりましたら、FMやしの実にチャンネルを合わせてぜひお聞きください。
WEBラジオ又は携帯アプリは下記リンク先となります。
TEES-843FM (fmplapla.com)

FM84.3MHz workerworkout
豊橋駅前ココラスタジオから生放送！
毎週火曜日夜19時～20時に番組マーケッターとしてKOUKI出演中です。
番組名：東三河で働く人のための番組「WORKer WORKout」
放送日：84.3MHz 毎週火曜日　19:00－20:00　06/4,11,18,25

2024/6/14(金)～6/15(土)　ものづくり博2024in東三河

豊橋総合体育館で開催されるイベントに出展致します。
・ホビー用超音波カッター体験会
・超音波霧化器展示
・豊橋工専高校模型部(もけ部)の紹介

2024/6/26(水)－6/28(金)インターモールド名古屋2024

超音波研磨機、超音波カッターを実演致します。
インターモールド/金型展/金属プレス加工技術展 (intermold.jp)

・会期 2024年6月26日(水)～28日(金)　3日間　10:00～17:00
・会場ポートメッセなごや（〒455-0848 名古屋市港区金城ふ頭2-2）
当社ブース番号　２－２２２

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もけ部ドットポッチノート　ユーモ豊橋バージョン — もけ部(豊橋工専高校模型部)

豊橋工専高校模型部(もけ部)とは、
豊橋のものづくりをPRしようと2016年4月から取り組んでいる当社キャラクターコンテンツ。
豊橋のPRになれば、イラストは、ロイヤリティ無しで利用して頂いています。
ぜひ、多くの企業の方と豊橋工専高校模型部(もけ部)を通して、地域ＰＲが一緒に出来たらと思っています。
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