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先丸刃ZH09/先丸直刃ZH42/平丸刃ZH52
先丸刃(R15)ZH09
先端がメスのようになっているので、プラモデル加工などに便利な刃です。
対応機種:ZOシリーズ全機種・USW-334
(ZO-80系S-Highモードは使用しないようにしてください。)
サイズ:25×4×0.4(mm) 先端R15
材質:高速度鋼SKH
刃固定具:ZH04
※ハンドピースにセットすると11mm短くなります。
先丸直刃ZH42
先端がRになっているため、カット時に奥を傷つけにくい刃です。
麦ストローを切断するときは、この刃が最適でした。
対応機種:ZOシリーズ全機種・USW-334
(ZO-80系S-Highモードは使用しないようにしてください。)
サイズ:25×4×0.4(mm) R1.5
材質:高速度鋼SKH
刃固定具:ZH04
※HA10より品番変更しました。同一形状です。
※ハンドピースにセットすると11mm短くなります。
平丸刃ZH52
カーテン素材を切断している企業様からのご依頼があり製作した刃です。
対応機種:ZO-41・ZO-41II・ZO-80・ZO-80II
(ZO-80系S-Highモードは使用しないようにしてください。)
サイズ:18×先端3×0.4(mm) R3
材質:高速度鋼SKH
刃固定具:ZH04
※ハンドピースにセットすると11mm短くなります。
その他の刃はこちらを参照下さい。★超音波カッター替え刃一覧
使い方次第で様々なカットが可能な人気の替え刃である先丸刃。先丸刃と言えば最大の特徴が曲面になった刃先。ナイフのような刃先の形状から様々な場面でのカットが行えるのが特徴だ。またこの形状を利用することで他の替え刃と比べ特に曲面のカットなどが格段に行いやすいのが特徴。今回はこの先丸刃を使用して様々な素材で曲線状にカットを行い先丸刃に適した素材を探ることにした。
替え刃紹介 先丸刃(R15)刃を対象物にあたりやすくして欲しいという要望から生まれた先端が緩やかな曲線を描いた替え刃。ナイフとほぼ同じような感覚で使用することが可能。角度を変えて刃先を入れることで曲面を切る等の作業が行える。今回は超音波カッターZO-80を使用。すべてNormalモードで様々な素材のカットを試みた。 |
■先丸刃を使用する際の注意
先丸刃はその形状から刃の場所によって切れ味が大きく変わる特性がある。まず重要なポイントとしては標準刃以上に力を入れずに超音波振動とハンドピースの自重で切る必要があるということ。それというのも先丸刃の先端部分は鋭くなっているものの、標準刃より超音波振動が伝わりにくいせいか、先端の切れ味がやや落ちるためだ。そのため尖った先端で突くように切ることを試みた際、素材が硬い等の要因により刃先が欠ける可能性が高い。先丸刃で硬い素材や分厚い素材を切る際は、できるだけ慎重に刃を入れるか前もって標準刃などであたりとなる切り込みを入れておくことを心がけよう。また、先丸刃の切れ味は刃の中心部分の切断力が高くなっている。作業を進める際は、この位置で切ることを意識して刃を沈めるとカットしやすいだろう。 |
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▲先丸刃での切断は、刃の中心が最もコントロールしやすく切断しやすい。 |
▲曲面を切る際は素材の真上にハンドピースを構えるのでは無く、少し傾けておくと切断しやすくなる。 |
紙コップのカット
最初に用意したのが紙コップ。実はこの紙コップ、先丸刃の曲面を切る練習に最適な素材と言える。比較的切断しやすい素材の紙であり、曲面かつ中空の素材。そのため力を入れてカットを試みると素材自体に折れ目や変形が生じてしまう。また力任せに切断しようとすると刃が深く沈み込んでしまい余計に切りづらくなる。まさに正しい先丸刃による曲線切りの練習にぴったりな素材と言えるだろう。
▲ややハンドピースを傾け常に刃の中心で切ることと力を入れないことを意識するとスムーズに切断できる。ある程度紙コップの切断を試し、曲線切りになれておくと良いだろう。 |
厚 紙
次に用意したのが厚さ0.7mmほどの厚紙。曲線にカットを試みた所、切断自体は容易だったものの、切断面がやや毛羽立ちや荒れが目立つ仕上がりとなった。とはいえ切断自体はかなり容易だったため、どうしても切断面の荒れが気になるようであれば紙ヤスリ等を使用して慣らすと良いだろう。 |
▲素材のすべりが足りないせいか切断面の荒れがやや目立つ仕上がりとなった。 |
牛乳パック
厚紙よりやや薄いものの、表面が防水加工されている牛乳パック。結果は厚紙より切りやすく切断面の荒れも少ない良好な結果となった。防水加工もさることながら紙としての密度が高く、良好な結果につながったのだろう。 |
▲かなりきれいな仕上がりとなった牛乳パック。 |
クリアファイル
一通り紙を切断したところで次はプラスティック素材に移る。最初に用意したクリアファイルは薄く表面がなめらかなため最初の予想では切断しやすいと考えた。が、実際には表面が滑ることに加え素材自体に粘りがあるためまっすぐ切断することは容易でもカーブを描くようなカットはやや難易度が高いことがわかった。それでも数回練習すれば問題なくカットできるようになるだろう。 |
▲カーブを切る際に素材のねばりが生じ切断面に少しガタつきがでてしまった。切断の際にガイドになるスケールやテープ等を用意すればある程度のガタつきも防止できるだろう。 |
スチロール樹脂
続いて厚さ約2.2mmのスチロール樹脂をカットする。刃先をカーブを描きながら走らせること自体は容易だが、素材の厚みと溶けによる溶着から切断にまでは至らない。ならば薄いスチロール樹脂であればどうか? 薄すぎれば溶けや振動熱による変形で形を保つことも難しい。実際にいくつか試した所1mm厚程度ランナータグはカーブを描きつつカットできた。このことから考えると、スチロール樹脂であれば1mm厚前後のカットならば可能といえるだろう。
▲何度が刃を走らせたものの2.2mm厚のスチロール樹脂は切断にまでは至らなかった。 |
ビニール袋
薄いビニール袋(2枚重ね)に対しても切断を試みた。滑りやすく刃が勢いよく走りがちなものの、切断面の荒れもほとんどなかった。また、気になる溶けも素早く刃を走らせることでほぼなく、2枚重ねのビニール同士は溶着されることも無かった。 |
▲素材の表面が滑ることを除けばかなり切りやすい素材と言える。 |