超音波が界面で反射し、受信するまでの時間から沈降状態を算出
超音波は異なる媒体の境界面で反射する特性があります。
水中のセンサから超音波を発信して、界面で反射し受信するまでの時間から沈降状態を算出します。
沈殿物に対して非接触で計測するため、不透明な処理水の界面や、深いタンク内の界面も、センサを対象沈殿物まで下げることなく計測することができます。
・センサ発信面より0.4〜10mまで幅広い距離を測定できます。
・1台で2箇所の計測ができます。(標準装備:センサ1台)
・超音波を使用している為、透視度や色度、昼夜の影響なく計測できます。
・上澄水水質変化・堆積汚泥濃度変化を前提とした演算処理により界面を計測しているので、設備の状態によって設定値を変更したり、再調整の必要がありません。
・変換器・センサとも、駆動部分がなく長期間安定した計測が可能です。
・警報出力
・4-20mA
・RS232C
※オプションの通信ソフトでPCへの転送が可能です。
・浄水場、下水処理場、工場廃水処理施設の沈殿槽での界面レベル管理
型式 | HL2000 | |
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チャンネル数 | 2CH | |
周波数 | 400kHz | |
測定対象 | 汚泥界面 | |
距離測定範囲 (粉体は1/2) | 0.4~10m | |
分解能 | 計測 | 1cm |
表示 | 1cm | |
データ更新周期 | 1秒 | |
センサ指向角(音圧半減全角) | 6° | |
電源 | 電圧 | AC100~240V ±15% |
消費電力 | 10VA | |
表示 | LCD表示 (バックライト付) | |
電源 | 警報出力 | 上下各CH 2点 AC250V、DC30V 5A(リレー接点) |
4-20mA電流出力 | 分解能:16bit 各CH 1点 (最大負荷抵抗 450Ω) |
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インターフェース | RS-232C(伝送距離:10m以内) |
型式 | 本体 | センサ |
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使用周囲温度 | -10~60℃ | -5~60℃ |
材質 | スチール塗装 | ケース:PVC ケーブル:PVC |
構造 | IP54 相当 | IP68 相当 |
外形寸法 (WxDxHmm) | 280x92.5x322 | φ80x95 |
センサケーブル長 | – | 20m |
最大許容センサケーブル長 | – | 100m※ |
配線ケーブル長 | 付属なし | – |
質量 | 3.6kg | 2.2kg |
※センサケーブルを延長の際は、当社までご相談ください。
センサ面の汚れ付着は、汚泥界面計測の妨げとなりますので、洗浄ノズルを使用し、センサ面を常にきれいな状態に保ってください。
洗浄ノズルへは常に通水してください。(推奨水量は20L/min)