売るのが怖いと感じていた日々

3連休最終日、肺炎コロナウイルスの影響で様々なものが自粛していますが、ＴＶから流れてくるニュースは医療崩壊している様々な国の情報。
そうならないようにするため、手洗いをしっかりして換気の悪い場所へなるべくいかないようにすることは継続したいと思います。

TVで見た内容ですが、スキューバーダイビングは、海の中で飛沫感染しないということで、やる人が例年より２－３割り増えているということです。
スキューバーダイビング人口が増加すると、水面までの距離を測定するポータブル超音波測深器や器具を洗浄する超音波洗浄機の需要が増加するかもしれません。

マイナスのニュースが多いですが、プラスのニュースも流してもらえれば、自分のところだったらどうしたら売り上げがあがるだろうか？と考えている人もいます。
国内景気を少しでも盛り上げるようにメディア報道の仕方もそうした需要が増えている情報なども積極的に報道して欲しいと感じます。

売るのが怖いと感じていた日々

今回の騒動で、超音波霧化器の受注が増加しているので、あたかも超ラッキーのように言われていますが、だれがやっても同じように売り上げが上がってしまう環境は、とても退屈だと感じてしまいます。
自分ではどうしようも無い事で言われてもこれは、運でしかありません。
運は良いも悪いも半々。
人の評価は気にせず、自分自身を自己承認出来るように日々を過ごしたいと常々思っています。

今では、国内生産で安定感があると言ってもらえる当社製の超音波霧化器ですが、2001年発売当初は故障だらけでした。
当初は、植物性の消臭剤や、アロマを噴霧する目的で製造されました。
途中、「次亜塩素酸水」という聞いたことも無いような液剤を入れたいと相談がありました。
「水のようなものだから大丈夫」ということで販売しましたが、パッキンが硬化して水漏れをしたり、超音波振動子の振動面が破損したり、樹脂が割れたり、様々な予期しない問題が起きました。

当時、ブーメランのような状態で売れば機械が故障して帰ってきます。
そのたびに、国産なのになぜ壊れるんだと、お客様に怒られる日々でした。
正直、売るのが怖いと感じながら仕事をしていました。
結果、次亜塩素酸水以外のお客様を大切にして、次亜塩素酸水を入れる事は否定していました。
現在では、90%以上が次亜塩素酸水、微酸性電解水など、次亜塩素酸を主成分とした液剤のお客様へ超音波霧化器を販売していますので、当時では考えられないことだといえます。

壊れて、怒られる。

これは、私がたまたま人事異動で、その機械を売る担当になった為で発生したことですが、毎日怒られていると自分が悪いのか？と錯覚してきてしまいます。
こうした自分ではどうしようも無い理不尽なことで、心を病んでしまう方が多いと聞きます。
もしそういった方がブログを読んで頂いたとしたら、運でどうしようも無い事は、あなたが悪いわけではありませんので、思い悩まないようにしてください。

あなたは決して悪くない。
よくやっている。
自分自身で褒めてあげてください。

ちなみに、私の場合は、「水のようなものだと言って機械が壊れる液剤を入れる方が悪い！」と逆切れのような気持ちになり、機械が壊れない天然系液剤メーカーへの売り上げを伸ばそうと営業の仕方を切り替えました。
現場に行き問題点を解決し、液剤と機械を一緒に提案するようなスタイルになりました。

数年後、世界初　次亜塩素酸水50ppm以下対応の超音波霧化器を発表し、様々な液剤メーカー様と市場を立ち上げる事になります。

振り返ると20年近くやってきましたので、市場立ち上げ途中で失敗したことはたくさんあります。
失敗が誰かのヒントになるかもしれませんので、どこかのタイミングでご紹介させていただきたいと思います。

■超音波霧化器とは

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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