除菌バス用超音波霧化器販売

　～超音波霧化器　UD-200III　改造仕様～

　一般の車両にはご利用出来ませんのでご了承下さい。

　新型インフルエンザの報道が過熱し、旅行などもキャンセルが相次いだ頃、九州の会社様から当社に相談の電話が来ました。

　当社は、老人介護施設や病院、ホテルなど多くの業界で利用されている弱酸性次亜塩素酸水、微酸性電解水のメーカー様に業務用の超音波霧化器を販売していましたが、据え置きタイプと壁掛けタイプはありますが、移動体に対応した機械がありませんでした。

■いきなり完璧でなくてもいい

　具合の悪い人や気分の優れない人は、どうも運転席の裏に座る傾向があるようで、運転席の後ろでゴホンゴホンと声がするなぁと思うと、数日後に運転手が風邪をひくと言われていました。

　今回、新型インフルエンザに感染すれば、自宅待機になります。

　大型車を運転するのは特殊業務。1人が感染し、社内で感染拡大すれば大変な事になります。お客様の旅行の計画はまってくれませんし信用問題になります。

　しかし、超音波霧化器は構造的に揺れには弱い機械でしたので、当社としてはお断りするつもりでしたが、「いきなり完璧な物を求めていないのでなんとかやって欲しい」と依頼され、プロジェクトがスタートしました。

■バージョン１、バージョン２・・・・

　さて、どこに取り付けようか・・・。液剤の供給や操作を考えると、乗降口付近。

　壁掛け金具をつかい、超音波霧化器を取り付けます。

　配線の仕方など、全てバス毎に違うなど当社も初めての事ばかりでした。

　まずは現状のまま、実際につけて走って見ます。

　実際取り付けて走らせて見ましたが、今の観光バスのエアーサスはすごいです。

　揺れは当社が考えるより少なくなんとかなりそうです。

　そこで、まずはやってみよう！と実機テストが始まりました。

　しかし、世の中そんなに甘くありません。最初の取付から2ヶ月後、修理来ました。

　吹き出し口から水が内部に浸入し、破損したようです。

　早速対策をし、送り返します。そしてまた対策品をつけバスは走ります。

　何度か故障→対策を繰り返し、なんとか使えるレベルまで来ました。

　気がつくと1年をすぎていました。

　その間、九州各県で数社が採用し、乗務員様もお客様からも、快適なバスで時間を過ごせる事を喜ぶ声がネットなどで掲載され、当社としても取り組んだ成果があったと設計・営業共に喜んでおります。

　今回、最初にお話を頂いた企業様のご好意で、当社ショップでも販売を行う事になりましたので、ぜひとも御検討頂ければと思います。

　尚、本装置には、感染予防を行なう為に、液剤が必要となります。当社ショップでも販売しておりますが、弱酸性次亜塩素酸水又は、微酸性電解水をご利用下さい。

※結露が出る場合は、間欠でご利用下さい。

※当社で購入頂いた場合、バスに貼る、「除菌バス」シール（１台につき１枚）を差し上げます。

※旅行代理店などの見積時に、除菌バスが用意出来ると伝えて頂ければ、他社との差別化になります。

（中部地区の旅行代理店が九州のバス会社様と交渉の際、除菌バス指定で話が来た事もあったと情報が入っております）