在庫をなんとか販売したい!対処事例
「〇〇の在庫ですが、未梱包が1,000台、梱包済みが1,000台、あわせて2000台の在庫があります。在庫処理をしたいのですが、どうしたら良いでしょうか?」
と知り合いの社長から問い合わせが入りました。
戦略MQ会計のインストラクターやビジネス番組(FM)のパーソナリティをやっている事もあり、様々な方から面白い相談を頂く事があります。
経営コンサルタントに聞くと1時間数千円~数十万円の費用が発生します。
なるべく自分で色々考えて行動した方が身になりますので創意工夫をしてみてください。
今日はそんなヒントをブログに残しておきます。
皆さん、こんにちは。
超音波で未来をつくる・・・エコーテック(株)マーケッターのKOUKIです。
超音波メーカー本多電子(株)の新規市場開発を行う部門として1999年に法人化されたエコーテック(株)で、市場をつくる仕事を長年担当しています。
202210-202309シーズンは こんな事をやっています。
■ホビー用超音波カッターの用途開拓&市場づくり
・豊橋市のふるさと納税に超音波カッターが登録されています。
■超音波霧化器の用途開拓&市場づくり
■地元 愛知県豊橋市のモノづくりの活性
・モノづくり漫画連載中 豊橋工専高校模型部(もけ部)
・モノづくり漫画校歌 「夢の道標」配信中
・高校生モノづくり全国大会 ユースモデリングコンテスト豊橋
・豊橋市のふるさと納税に豊橋工専高校模型部グッズが登録されています。
・地元ラジオのビジネス番組でパーソナリティーとして出演中
・三遠ネオフェニックス シルバースポンサーとして応援しています。
キャッシュがなるべく減らないようにしましょう
まず会社の血液であるお金が無くなる事が無いように受発注をしなければいけません。
在庫が滞留するということは、血液の流れが悪くなるのと同じです。
ドロドロ血は動脈硬化になったり他の病気を引き起こすように会社でも色々な弊害を起こします。
単価が安くなるといって製品を大量に発注したりすると在庫の山になってしまいます。
製造のリードタイムが短くなるように工夫をして最低限の在庫しか持たないようにすることも大事なことです。
どうしても長納期部品がある場合は、部品の状態で確保し、製品にしないことで工数などを上乗せせずに済みます。
しかし製品が売れて調子が良いので増産をしたが、何かのニュースなどによって一気に販売が鈍化して大量在庫になってしまう事があります。
また、取引先の販売不振で商品が戻って来て数千台の商品を抱えた事もあります。
そうした状況で何をやったか思い出しながら書いてみますが、時代背景、商材、販路などが違いますので、使えそうな所だけ使って下さい。
専用機にチューニングする
2001年に販売していた魚群探知機UD-5は、親会社で在庫を抱えて販売出来なかった商品です。
この機械の良い点(ストレートアンプ)を最大限に活かしたアレンジ(極細パルス幅)を加え、新しいブランドとして立ち上げました。
ケースをガンメタ塗装をし銘版なども変えイメージを変えて販売をし、最終的に完売する事が出来ました。
国内トップメーカーである親会社のブランドHONDEXの市場をどう崩すかという弱小メーカーが新規参入し市場を作る経験をさせて頂きました。
この成功事例は、陳腐化した製品に新たな魅力を追加し、販売市場に戻せた事が大きな要因と言えます。
ただ、在庫品の箱をあけ、ケース、回路、ソフトなどを手直ししたので大きな変更費用がかかりました。
製品にもよりますが、付加価値をつけることで売れる市場があるのであれば、一度梱包してしまったものを分解し再組立てすることも在庫を減らせる要因の1つだと言えます。
告知力不足、手売りを行う
販売推進兼営業になり20数年、取引先0からスタートし、魚群探知機UD-5、ホビー用超音波カッター、超音波霧化器等、累計では数万台の機械を販売して来ました。
今では、この機械が良いと感じて頂き、一緒に売ってもらえる企業様も増えました。
大変ありがたく思いますが、今でも確実なのは自分で手売りすることだと思っています。
先日の東京国際消防防災展でもベスト定規124本(途中で完売)、超音波カッター3台、替刃、缶バッチなどを販売することが出来ました。
もちろん、説明した数はその何倍も行っています。
在庫2000台ということは、ベスト定規であれば20回繰り返せばいいだけですし、超音波カッターであれば、700回繰り返せばいいだけです。
例えば、小さく持てる商材であれば、毎日数枚持ち歩き出会った方に紹介し、その場で買ってもらうこということも出来ます。
世の中に知られていない商品ほど、自分しか売り方を知りません。
自分が常に売る意識を持つことで在庫は少しずつですが減って行きます。
こういう場合、商品が紹介出来る場(取引先が出展するイベントへの応援、店頭販売等)を増やし少しでも手売りする場を増やして行く事が大事です。
ホビー用超音波カッターを販売した当初、口座は開いていなかったのですが東急ハンズ町田店さんのご厚意で、店頭販売をやらせて頂きました。
私も初めての実演販売、いらっしゃいませの声も出せずに苦労をしていましたが、ペーパークラフトが趣味の方が足を止めてくれ、1台購入して頂きました。
その1台のおかげで口座があくことになり、その後他店舗で扱って頂く流れにつながりました。
(現在は、ネットで安価な店舗が多く客注のみの取扱のようです)
現在、商品を取り扱ってくれている代理店と同行をしてみたり、お店であれば店頭販売をやらせてもらったり、販路が無くても店頭販売をやらせてもらったりすることで、取扱店を増や事につながります。
ネットのつながりではなかなか物は売れないと最近よく思います。
広告に使う
在庫を減らす1つの方法ですが、広告に使うという方法があります。
但し、同じ商材を販売している場合は未来の利益を失う事があるので注意が必要です。
(新製品が出来た時に旧製品をプレゼントでばらまくようなイメージ)
ただ、やたらめったらに配布しても意味がありませんし、在庫は減りますが広告費は増加しますので儲かっていないとなかなか出来ない手だと言えます。
(在庫を広告で使う場合は原価分を広告費で落とす必要があります)
プレゼント情報誌や地元タウン誌などへ協賛をしてみたりすることで商品を知ってもらう事につながりますが、無料でもらいたいという人と購入層はちょっと違いますので、このプレゼントは本当に告知効果があるのだろうか?と考えて行う必要があります。
広告用としてサンプルを出すのであれば、販売して頂いている店舗様に店頭で使うサンプルとして出した方が良いと思います。
もちろん、予算があれば広告を行うのも良いと思います。
以前私も在庫をなんとかしたいと思い、TV紹介(KBS京都:生出演)やTVでのプレゼントタイアップ(特番、フジTV:商品提供)などを行った事もあります。
しかし、さほど効果はありませんでした。
商材にもよると思いますが、メディアで紹介したからといって、そんなに爆発的に商品が売れる事はありません。
広告を出せは広く認知して商品が売れるという幻想を抱きますが、知らない商品の情報が流れて来てもスルーされてしまいます。
自社商品をどう体験してもらうか?ということに対して広告をどう使うかを考えた方が良いと思います。
ノベルティに使う
ノベルティも広告費なので科目は同じなのですが、他の売れ筋商品の値引き分として使う方法もあります。
先ほど、同じ商材を販売している場合は未来の利益を失う事があるので注意が必要ですと書きましたが、替刃などが不良在庫化している場合、本体を買ってくれた方におまけでつけるみたいな感じで使う事が出来ます。
ただ、気をつけなければいけないのが、何故その商品をおまけにしているのか?ということをお客様に良いイメージで伝えられるか?という事です。
あからさまに不良在庫しているものをつけた印象では逆にイメージが悪くなります。
例えば「夏であれば〇〇を買ってくれたら涼しくなる△△(不良在庫化商品)をプレゼント!」みたいな感じで使えれば自然だと思います。
その際、メイン商品は値引きをせず、なるべく定価もしくはちょっと値段が高く売れる事が望ましいと思います。
在庫をどう売るかを考えるヒントが浮かんでくる!
7/13-14浜松MG あと2名で満員です!
企業をデフォルメし、経営感覚を鍛えるこの研修では、人を採用する事で会社経営で何に気をつけなければいけないか気付く事も出来る研修です。
会社の動きを俯瞰して見る事が出来る経営研修、戦略MQ会計ゲーム(MG)。
戦略MQ会計ゲーム(MG)は、西研究所 西順一郎先生が考案した経営・会計を勉強する体験型研修で、私も2006年から西先生に学び先日もインストラクターコースに参加して来ましたが、あらためて、会社に入ったばかりの新人研修に会社全体を見る癖がつく良い研修だと思います。
仕事でやってみたいを実際に投資をし、疑似体験しながら会社にどういう影響を与えるかを学ぶことが出来るアクティブラーニング研修です。
前回満員御礼のこの研修ですが、部屋の大きさが変わらないので、募集人数は前回同様18名。
申込が始まっていますので、希望の方は、税理士法人BETTあかつか事務所 浜松MG事務局 大石・山本まで早めにご相談ください。
(電話053-424-6001 営業時間8:30~17:30 休業日:土日祝日)
浜松MG 2023年7月
6/20(火)東三河で働く人のための番組出演!「WORKer WORKout」
■FMやしの実 84.3MHz 毎週火曜日 19:00-20:00 6/6,13,20,27
エコーテック協賛番組、東三河で働く人のための番組「WORKer WORKout」
・パソコンで聞く場合:FMやしの実 http://www.843fm.co.jp/
・携帯で聞く場合:アプリFMぷらぷら TEES-843FM (fmplapla.com)
から聞くことが出来ます。
豊橋駅(東口)から徒歩3分、スターバックス横「ココラスタジオ」から生放送でお届け中!
道路から観覧出来ます。
パーソナリティ:成瀬ゆうみ/マーケッターKOUKI
2023/6/23(金) 関東甲信越地区機械工業教育研究会
出展:ドラパス様ブースにて展示
展示品目:超音波カッター、ベスト定規、マンボウⅢ
2023/6/24(土)-25(日) 図工美術教材フェア
開催場所:都立産業貿易センター台東館
出展:ドラパス様ブースにて展示
展示品目:超音波カッター、ベスト定規、マンボウⅢ
豊橋工専高校模型部(もけ部)コラボ企画・商品募集中!
豊橋工専高校模型部(もけ部)とは、
豊橋のものづくりをPRしようと2016年4月から取り組んでいる当社キャラクターコンテンツ。
豊橋のPRになれば、イラストは、ロイヤリティ無しで利用して頂いています。
ぜひ、多くの企業の方と豊橋工専高校模型部(もけ部)を通して、地域PRが一緒に出来たらと思っています。
お気軽にお問合せフォームからご相談下さい。
■超音波で御社製品を差別化しませんか?
超音波技術で「独占市場」を仕掛け中!常に変化を考える、あなたの販売推進担当 超音波と魚探のUS-DOLPHIN店長 KOUKI ことエコーテック三浦宏樹が、情報提供させて頂きました。
当社は、愛知県豊橋市にある1956年創業の超音波技術を用いた機器を製造するメーカー 本多電子(株)内にある企業です。
新規市場創造を行なう企業として1999年10月に設立されました。
何か問題や改善を検討中の方で、「超音波でこんな事出来ない?」と思いついたら、お気軽にご相談下さい。
※当社では、ホビー用超音波カッターの活用や超音波霧化技術の活用、超音波美容機の活用が中心となり、それ以外は、本多電子に案件を回す事になります。
超音波を用いた製品に関しては、直営の 超音波と魚探のUS-DOLPHIN楽天市場店で販売をしておりますので、ご利用下さい。
キリカのLINEスタンプ ぜひご利用下さい!
投稿者プロフィール
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エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます!
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