(生産終了)
超音波霧化ユニット HM-2412/HM-2412C/HM-1630
※本ページは、過去製品を調べる方のために掲載してあります。
過去情報になりますので、最新情報と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。
超音波霧化ユニットとは
超音波霧化ユニットとは、液体に高周波の超音波を与えることで、水の分子が加速し水柱が立ち上がります。水柱の先端付近で耐え切れなくなった液体が微粒化し霧状になります。この現象を利用して、液体を微粒化する装置に組み込むことを想定した超音波振動子と振動子を駆動する発振器をセットした商品です。
※霧が出来る瞬間の写真は、本多電子サイト内をご覧下さい。
超音波ハンドブック 加湿・薬液噴霧
超音波霧化ユニット販売の経緯
自社で販売をする超音波霧化装置用として開発。特注装置を依頼される企業や大学などの研究部門から、霧を作り出すユニットだけを販売をしてほしいと要望があり、H10年(1998年)8月1日に新聞発表、発売を開始しました。
1個から購入し、試作・実験が出来るということで、長年、各方面でご利用頂いています。
※追記2024/09/25:
HM-1630:保守期間終了、在庫もありません。
※追記2018/06/02:
HM-2412/HM-2412C:生産終了のお知らせ。2019年3月31日をもって生産終了とします。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
■2022/03/15追記:アフターパーツネット販売先
超音波霧化ユニット(超音波と魚探のUS-DOLPHIN楽天市場店)(微粒化・加湿器)
保守対応中(新規採用不可)
※保守パーツ終了次第、終了
故障したS/Nを記載して、お問い合わせ下さい。
アフター(保守)部品も超音波と魚探のUS-DOLPHINにて販売中です。
HM-2412(2.4MHz) /HM-2412振動子ASSYのみ
HM-2412C(2.4MHz)/HM-2412C振動子ASSYのみ
※新規非推奨(2022年8月最終生産)
HMC-2400(2.4MHz)/HMC-2400振動子ASSYのみ
HMC-2401(2.4MHz)/HMC-2401振動子ASSYのみ
最新の超音波霧化ユニット情報
JMU-24A01(2.4MHz) JMU-30A01(3.0MHz)
商品の特徴
1.6MHzと2.4MHzの2周波ご用意しています。
・2.4MHz:HM-2412、HM-2412C
・1.6MHz:HM-1630(生産終了し、アフター用の出荷のみ)
HM-2412/HM-2412C 約3μm(文献)
HM-1630 約4μm(文献)
□超音波振動子
・HM-2412,HM-1630は、接液部に錆びにくいSUS316の採用
・HM2412Cは、次亜塩素酸濃度50ppm以下に対応した特殊コーティングを採用。
□パッキン
・パッキンは、耐薬品に優れたフッ素系樹脂を全機種採用。
□対象の液剤
・HM-2412/HM-1630:水道水・純水
・HM-2412C:水道水、純水、次亜塩素酸水濃度50ppm以下の次亜塩素酸水、微酸性電解水
※他の液剤の場合は破損する場合があります。お客様の責任でご利用下さい。
□製造
・自社製(国産)
・自社の製造能力に限りがあり、特に次亜塩素酸水対応素子に関しては大量ロットを供給出来ません。現在、月産数千枚を越えるオーダーはお断りしております。
・条件があえば、超音波霧化器、超音波加湿器、超音波噴霧器など液剤を霧にする事を目的とした競合製品を製造している企業様にも供給をしております。次亜塩素酸水、微酸性電解水などで超音波素子が破損し困っている企業様は、ご相談下さい。
●液剤を霧にして、その霧を使った機械を作成したい方
●水の波紋を作るなどの超音波の作用を利用した機械を作成したい方
□注意事項
・外販目的ではなく、社内用として開発されましたので、取付加工がシビアです。
取り扱い説明書の図面指示通りに加工しない場合は、水漏れをします。ご注意下さい。
水を入れずにスイッチが入ると、瞬間で空焚きになり振動子が破損します。
必ず超音波振動子を水槽に取付け、水を入れてから電気を入れるようにしてください。
・閉鎖された状態で霧を出し続けると水温があがります。水温が40度を超えないように対策して下さい。(振動子に使っている接着剤の耐熱温度は60~70度で、超えるとはがれの原因になります)
仕様
型番 HM-2412/HM-2412C
公称発振周波数 2.4MHz
電源入力 DC24V±5% 13W
霧化能力
HM-2412:180±50ml/h(当社標準水槽での計測)
HM-2412C:125±50ml/h(当社標準水槽での計測)
中心霧化粒子径 約3μm
適正水位 20~30mm
使用水温範囲 5~40℃
外形寸法
振動子:幅24×奥行30×高さ11mm
回路:幅80×奥行45×高さ45mm
質量
振動子:0.02kg、回路0.06g、出力コード0.3m
その他 回路冷却方式:放熱板の強制冷却が必要です。
型番 HM-1630 (※終息商品につき採用注意)
公称発振周波数 1.6MHz
電源入力 AC48V±5% 50/60Hz 30VA
霧化能力 HM-1630:約575ml/h
中心霧化粒子径 約4μm
適正水位 40~50mm
使用水温範囲 5~40℃
外形寸法
振動子:幅24×奥行30×高さ11mm
回路:幅80×奥行45×高さ45mm
質量
振動子:0.02kg、回路0.06g、出力コード0.3m
その他 回路冷却方式:放熱板の強制冷却が必要です。
外観図
■振動子取り付け部加工寸法(重要)
※振動子はパッキンに差し込んであるだけです。加工図どおりに穴をあけ、ビスを締めて取り付ける事でパッキンが押さえられて水が漏れないようになります。必ず、加工図通りに加工をして下さい。
リード線部から漏れてくる場合、加工図通りに加工できていない事になります。
※現在、他社も「ジアミスト」という商標を利用して噴霧器を販売していますが、当社およびエコーテック(株)とは一切関係ありません。
よくある質問
超音波霧化ユニットのよくある質問 |
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質問1:どんな液でもいいですか? 回答1:HM-2412/HM-1630は、精製水を想定しています。水以外は、当社保証対象外となります。HM-2412Cは、精製水又は次亜塩素酸濃度50ppm以下の次亜塩素酸水を想定しています。 |
質問2:振動板が斜めで不良ではないですか? 回答2:振動板が斜めについているのは問題ありません。 水柱が立ち上がりますので、振動子を傾けないと水の落下で霧が安定しない為、振動板が斜めになっています。 |
質問3:振動板に液を滴下して使用できますか? 回答3:出来ません。空焚き状態になり、瞬間で破損します。 |
質問4:使用温度範囲以外の場合はどうなりますか? 回答4:低温では霧は出にくくなります。高温は、振動子が発熱し、破損の可能性があります。 |
質問5:電源で注意する事は? 回答5: (HM-2412/HM-2412C) DC24Vを赤につなぎF.Gとつないでマイナス電源にしてご利用下さい。 赤色(DC24V)ラインが、放熱板や振動子表面になっています。筐体や水槽の水もその電圧になります。 回路構成で、ループが出来ないように注意して下さい。 (HM-1630) 1次側と2次側が分かれているアイソレーショントランスを使ってください。シャーシへ落としたりした場合、回路内でショートし、漏電になる可能性があります。スライダックで落として使っていた方で、会社のブレーカーが落ちたという話もあります。ご注意下さい。 |
質問6:振動子ケーブルを長くするとどうなりますか? 回答6:発振しなくなります |
質問7:複数台使いたいのですが可能ですか? 回答7:並列接続は可能です。但し、ユニットと発信機はペアになりますので、配線にはご注意下さい。 配置などにより、個数に対して霧化量が比例して上がらない場合があります。 |
質問8:振動子の寿命は? 回答8:条件により変わります。部品ですので、保証はありません。1年程度で交換して下さい。 振動面にゴミなどが沈殿し破損する事がありますので、定期的に綿棒などで掃除を行なって下さい。 |
質問9:霧化量の調整は出来ますか? 回答9:出来ません。減らす場合は、駆動する電源のON/OFFを使い間欠発振で利用して下さい。 |
質問10:リード線から水漏れ 回答10:取扱説明書に目立つように注意事項として書かれていますが、パッキンに振動子はささっているだけの状態です。 加工指示通りに加工し、ネジでしめないとパッキンはききません。 |
質問11:振動子ASSY、発振基板だけの購入は可能ですか? 回答11:可能です。 |
質問12:電源などは用意していないのですか? 回答12:電源、フロートスイッチ、ファンをセットした霧化実験セットをご用意しています。 |
質問12:購入はどこでしますか? 保守用在庫はございますので、お問い合わせよりご相談ください。 ※2019/3/14記載 |