超音波カッターはビスの締めつけが重要!(メンテナンス方法)
超音波カッターが動かない! → 刃固定ビスの締付け不足
超音波カッターが動作しない時、約80%の要因は刃固定ビスの締付不足が引き起こしています。超音波カッターは、カッター刃を刃固定具とビスでしっかり締める事で機能します。
動作時に振動することによって、ビスが緩むほうに力が働きます。こまめにビスの締付を確認する事が大切です。
動作時に振動することによって、ビスが緩むほうに力が働きます。こまめにビスの締付を確認する事が大切です。
不具合品を確認すると、適正数値 0.6N・mに対して0.2N・m程度しか締まっていないケースもあります。まずは、刃を固定しているビスの締付を確認して下さい。
<超音波カッターZOシリーズ刃固定具の交換方法>
刃固定ビスの締付は、以下のトラブルを引き起こします。
■超音波カッターZO-41II
・電源ランプの点滅(異常電流が機械内部に流れます)
・オーバーヒートが早くなる
・異音
■超音波カッターZO-40R/ZO-30PII
・超音波出力の停止
・電源ランプの点滅(異常電流が機械内部に流れます)
・オーバーヒートが早くなる
・異音
■超音波カッターZO-40R/ZO-30PII
・超音波出力の停止
・異音
本来はトルクドライバーを付属品にしたいのですが、発売当時「高い」という声があり別売りにした経緯があります。
付属品の六角レンチでは、なかなか難しいと感じるお客様や工場などで不特定多数で使うお客様はトルクドライバーをオススメします。
■新トルクドライバー ZH25T2(\ 8,360税込)
しっかり締めているのに動作不良が発生している場合は、刃固定金具及びホーン内部が汚れている場合があります。刃固定金具やホーン内部が汚れている場合、接触が悪くなり、締めが弱い状態と同じような駆動状況となります。
ビスの締付がしっかりしている場合でも不具合が発生する場合は、刃固定具の交換や清掃をお願いします。
ビスの締付がしっかりしている場合でも不具合が発生する場合は、刃固定具の交換や清掃をお願いします。
刃固定具に関して
刃固定具は消耗部品です。汚れてくると、切れ味にも影響しますので交換をお勧めします。
刃を交換する際にあわせて確認するようにしてください。
側面が黒くなっていたら、交換時期です。
(ZOシリーズ対応)
・刃固定具 ZH04
・薄刃専用刃固定具 ZH15
・棒用固定具 ZH53
ホーン清掃に関して
振動子ホーンが汚れていると、ハンドピースが発熱しやすくなったり
切れ味が悪くなったり、異音がしたりして不具合が生じることがあります。
定期的に清掃を行ってください。
(超音波カッター全機種対応)
・メンテナンスセット SB01
・SB01用やすり SB02
替刃に関して 替え刃一覧表
※替刃は専用刃をお使い下さい。
専用以外のものを使うと動作しなくなったり、最悪内部基板が故障する場合があります。