超音波カッターはビスの締めつけが重要!(メンテナンス方法)
超音波カッターが動かない! → 刃固定ビスの締付け不足
色々な要因で超音波カッターが動作しない時、80%の原因は締付不足が引き起こしている問題です。超音波カッターは、刃固定金具とホーン内部とをビスでしっかり締める事で機能します。
超音波カッターは、振動時にビスが緩むほうに力が働きますので、こまめに締付を確認する事が大切です。戻ってきた機械を調べると、規定値 60cN・mに対して、20cN・m程度しか締まっていないケースもあります。
超音波カッターは、振動時にビスが緩むほうに力が働きますので、こまめに締付を確認する事が大切です。戻ってきた機械を調べると、規定値 60cN・mに対して、20cN・m程度しか締まっていないケースもあります。
まずは、刃を固定しているビスの締付を確認して下さい。
超音波カッターUSW-334を使った締付の注意事項動画をご紹介します。
超音波カッターUSW-334を使った締付の注意事項動画をご紹介します。
ビスの締付は、以下のトラブルを引き起こします。
■超音波カッターZO-41/ZO-80系
・電源ランプの点滅(異常電流が機械内部に流れます)
・オーバーヒートが早くなる
・異音
■超音波カッターZO-40/ZO-30系
・超音波出力の停止
・電源ランプの点滅(異常電流が機械内部に流れます)
・オーバーヒートが早くなる
・異音
■超音波カッターZO-40/ZO-30系
・超音波出力の停止
・異音
■超音波カッターUSW-334系
・オーバーヒート(電源ランプが消える)
・異音
本来は、トルクドライバーをつけて出荷をしたいのですが、発売当時、高いという声があり別売りにした経緯があります。
付属品の六角レンチでは、なかなか難しいと感じるお客様や工場などで不特定多数で使うお客様の場合はトルクドライバーをオススメします。
■新トルクドライバー ZH25T2(\ 8,360税込)
しっかり締めているのに動作不良が発生している場合は、刃固定金具及びホーン内部が汚れている場合があります。刃固定金具やホーン内部が汚れている場合、接触が悪くなり、締めが弱い状態と同じような駆動状況となります。
締付がしっかりしている場合でも不具合が発生する場合は、刃固定具の交換や清掃をお願いします。
締付がしっかりしている場合でも不具合が発生する場合は、刃固定具の交換や清掃をお願いします。
刃固定具に関して
刃固定具は消耗部品です。汚れてくると、切れ味にも影響しますので交換をお勧めします。
刃を交換する際にあわせて確認するようにしてください。
側面が黒くなっていたら、交換時期です。
刃固定具 ZH04 (ZOシリーズ対応)
刃固定具 HK02 (USW-334シリーズ対応)
ホーン清掃に関して
振動子ホーンが汚れていると、ハンドピースが発熱しやすくなったり
切れ味が悪くなったり、異音がしたりして不具合が生じることがあります。
定期的に清掃を行ってください。
メンテナンスセット SB01 (超音波カッター全機種対応)
SB01用やすり SB02
替刃に関して 替え刃一覧表
※替刃は専用刃をお使い下さい。
専用以外のものを使うと動作しなくなったり、最悪内部基板が故障する場合があります。