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ZO-80・ZO-80Ⅱの不具合対策について

ホビー用超音波カッターZO-80、ZO-80Ⅱをお買い求め頂きありがとうございます。
このページは、電話などでのお問合せ頂くご相談に対して対応内容をご紹介しています。
よくあるご質問は、以下3つです。
1.すぐに電源が落ちる
2.警告表示アラームがすぐに点滅する(本体Alarm)
3.オーバーヒートが早い

すぐに電源が落ちる

ZOシリーズの基板には、超音波振動子を駆動するためにトランスというエナメル線がぐるぐる巻いてある部品が使われています。
電源スイッチを入れ、ハンドピーススイッチを押すと、すぐに電源スイッチのランプが消え、復帰するような症状は、ほぼトランス断線とみて間違いないです。(動画をご覧ください)
この状態は、お客様のメンテナンスでなおりませんので、修理依頼をかけて下さい。

ZOシリーズ トランス断線が発生する原因とは

トランス断線が起こる原因は、過電流による発熱が原因です。
すぐに切れる事はありませんが、使っているとボディーブローのように蓄積することで発生するトラブルですが、普段のメンテナンスや使い方を気を付けて頂く事で発生しなくなります。
過電流(発熱の原因)は、
・締付不足
・固定具の汚れ
・ホーン内部の汚れ
・スーパーハイモードの使い過ぎ(ZO-80/ZO-80Ⅱ)
・力の入れすぎ(切り方)
などによります。

警告表示アラームがすぐに点滅する(本体Alarm)

ZOシリーズの基板には、範囲外の信号が入ると回路保護のため、異常を知らせるランプが点滅します。
・締付不足(ゆるみ)
・固定具の汚れ
・ホーン内部の汚れ
・刃を強制的に止めたり、力を入れすぎたりして、範囲外の周波数になった時
・当社指定以外の刃を使った時(周波数のマッチングがとれない)
などで発生しますが、お客様のメンテナンスや使い方で解消することが出来ます。

オーバーヒートが早い

ホビー用超音波カッターZO-80/ZO-80IIは、振動子を壊さないようにハンドピース内に温度監視用の部品が入っています。
温度が上がらないようにするためには、下記をチェックして下さい。
・締付不足(ゆるみ)
・固定具の汚れ
・ホーン内部の汚れ
・力を入れすぎると刃の摩擦が増え、パワーをあげるため、振動子温度があがります。
・当社指定以外の刃を使った時(周波数のマッチングがとれない)
・スーパーハイモードを多用した場合(基本、ノーマルモード、ハイモードを使うモデルです)
などで発生します。

基本お客様のメンテナンスや使い方で解消することが出来ますが、熱による超音波振動子の劣化が進んでいる場合、パワーが入りすぎるため、ノーマルモードがハイモード状態、ハイモードがスーパーハイモード状態になってしまいます。(ノーマルモードまでパワーが下がらない)

当社としては、ハンドピースの交換をおススメしますが、ハイモードをメインに使っているお客様は、しばらく使い続けるケースが多いです。
関連ブログ:ZO-80のハンドピース部劣化は修理?交換? 
《ハンドピース購入はこちら》ZO-80・ZO-80II オプション品

刃固定ビスの締付不足対策は、トルクドライバーがおススメ!

 刃固定ビスの締付不足は、刃を交換した時などに発生します。しっかりと締めて頂ければ良いのですが、使い始めの頃は、ビスが舐めないか不安で、弱めに締めてしまい緩みが発生するようです。
※不具合で帰ってきたものを見ると、0.6N・mに対して0.2N・mという方もいます。
 動画を見て締め付けをご確認下さい。

 超音波カッターは、ビスが緩む方向にビスがきってあります。逆にすると食い込んでしまい、ビスが外れなくなる為です。毎回使う前に、増し締めをしてビスの緩みをとるようにして下さい。機種は違いますが、締め付けの説明ビデオがありますので、そちらを紹介しておきます。

 本来は、トルクドライバーを全数製品に付属したいのですが、価格が上がりますので、別売りにしています。今までに3種類のトルクドライバーを販売していますのでご紹介します。
※ご購入後1年以内であっても、お客様の取り扱いに関しては、有償修理扱いになります。
※修理依頼の場合、受入点検4,620円+清掃1,540円+送料1,100円+代引330円+(刃固定金具1,540円)が発生します。

■新しいトルクドライバーZH25T2 8,360円(税込)ができました。
 トルクドライバーの購入はこちら

 締めつけが弱い状態で使用すると、刃固定金具の側面やホーン内部が黒くなりやすくなります。黒く汚れが付着した場合は、しっかり締めても緩んだ状態と同じようにしっかりと振動が伝わらなくなり、電源ランプが点滅しやすくなります。電源ランプが点滅したり、刃固定金具が割れる場合などは、ホーン内部をメンテナンスセットSB01を利用して清掃して下さい。

(左:ZO系、右:USW-334系)
上側 ホーンに当たる面が黒くなっている。
下側 比較用として新品

 ホーン内部の清掃に関してメンテナンスセットの使い方を動画で紹介しています。


メンテナンスセットSB01
ホーン内部を掃除する為の棒とヤスリ3枚が入っているセットです。

SB01用の追加ヤスリ10枚 SB02

※ルーターなどで内部を削るとホーンと刃固定金具が当たらない部分が出てきます。
 当たる部分が少なくなると、オーバーヒートや異常電流で止まるなどの症状が出やすくなります。必ず、専用のメンテナンスセットで清掃をお願いします。
カッターメンテナンスオプション品(ZOシリーズ)はこちら

メンテナンスをチェックしても治らない場合は・・・

締付、刃固定具の交換、ホーン内部の清掃で治らない場合は、劣化・故障している可能性が高くなりますので、購入店又は当社まで直接修理依頼をかけて下さい。
その際、刃の締付を確認しますので、刃は通常通り締め付けて一式お送り下さい。
◎修理サポート超音波カッターの修理・保守に関して 

 

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