卒業は解放だと感じた学生時代

新型コロナウイルス肺炎により、大変苦労されている方も多いと思います。
通常の日々に戻りたいと願う方が、早く戻れるように心からお祈りしております。

いったい何からの卒業？

　昨日のエフエムやしの実(84.3MHz)の土牛超を聞いていた皆さん、ありがとうございます。

番組で「卒業」がデーマでしたので、今日のブログはふと思った事を書いてみたいと思います。

卒業式を楽しみにしていた多くの学生・先生は、この状況になり大変がっかりしていると思います。
卒業式を楽しみしているという事は、学生生活は充実し素晴らしいものだったのだろうと感じますが、自分の学生時代を振り返ると、あまり学校が得意な場所ではなかったので、卒業＝解放という感じでした。
卒業式はなんら特別なものではなく、その場所から解放されるというだけの儀式。
友達と別れる、恩師とも別れるといった悲しみは無いが、表面上は場の雰囲気に合わせて感動しているようなそぶり。
本心は、ただただ早く次の場所へ移動できるのだと思っているだけだった記憶があります。

様々なイベントに対して、人それぞれの捉え方があります。
それを誰もが卒業式が楽しみにしていて参加しないのはかわいそうだと、無理に保護者まで入れて卒業式を行うのは、どうなんでしょう。
正直、見えない敵(ウイルス)と戦っている時にそれほど必要な事なんだろうかと一歩ひいてみてしまいます。
除菌消臭剤を噴霧する超音波霧化器を長年販売していると、ウイルス対策は簡単な事ではないとわかっているだけに、その決断に不安をすごく感じます。

その一方で、我が家にも学生生活を終え卒業する娘がいます。
保護者として、その区切りを一緒に喜びたい、地元では発生していないんだから、いいのでは？という親心があるのもたしかです。
立場や状況によって、いとも簡単に意見が変わってしまうものだよなぁとあらためて感じます。

娘の卒業式は、ホールから分散型になり教室で卒業式を簡易に行う事になりました。
(それなら、卒業証書は、郵送でもいいような気がしますが)
親としても楽しみにしていましたが、娘は袴を着て卒業式に出る事をやめました。
春から社会人、無理に接触者を増やした場合、感染する可能性が増えてしまいます。
感染した事を知らず、就職先である病院に行った場合、そこに入院している方、通院している方、医師や働く方に迷惑をかけてしまいます。

もし、それが原因で感染し、あなたの身内が亡くなった場合、新型コロナウイルス肺炎だったから仕方が無いと割り切れますか？

私は、たぶん無理でしょう。
割り切れません。

仮にその原因が、無理に卒業式を行った学校だとしたら、子供が休みだからかわいそうだと人が集まるがわかって解放した施設だとしたら、原因となるリスクが考えられたとしても、まぁ、大丈夫だろうと意思決定した人間をたぶん許さないでしょう。

TV報道が正しいとは思っていませんが、すでにどこから感染しているかわからない状況が発生していると感じています。
あなたの隣にいる人が感染している可能性があると思って行動する必要があると思っています。
そのぐらいに意識しなければ、ウイルスは抑え込めません。
いま、仕事に出社しているのさえ、結構大変な事だと思って、手洗いなど意識しています。

しかし、東京マラソンのTV中継を見てびっくりしました。
自分の欲求を満足する為だけに、応援をしている方がなんと多い事か。
海外のランナーは、感染しているかもしれない日本人が大勢、沿道にいてどう感じたでしょうか？
人が道路に出ないように警備している方は、感染しているかもしれない方と向き合っていないだろうか？と恐怖を持っていなかっただろうか？
相手の気持ちを少しでも感じていれば、TVで見て応援する事も出来るはずです。
今の日本は、そういうリスクを感じて相手を思う事が出来ない方が大変多いと感じます。

買占めも同じです。
本当に困っている人の所にモノが届かない今の現状を見ていると、日本は人の事を思いやることが出来る国ということはすでに無いと感じます。

新型コロナウイルス肺炎は、古き良き日本という幻想からみんなを卒業させる為の出来事で、新しく人の事を思いやることが出来る国を再構築する為のきっかけになるのではないか？とさえ思ってしまいます。

各社、思いやりの受注状況

当社の超音波霧化器を取り扱っていただいている液剤メーカー様は、話し合いをしているわけではありませんが、暗黙に買占めという形をとらないように相互協力をしてくれています。
今までも、新型インフルエンザ、ノロウイルスなどの流行により、こうした状態を経験しているからです。
各社、月ごとに分散して受注を入れてくれますので、一気に数か月先まで埋まってしまいます。

結果、新規で大量の台数を言ってくる企業様はかなり後ろの月になります。
そうなると、先方の希望通りに出荷出来ないため、当社以外を採用するケースが多くなります。
まぁ、仕方が無いです。

3月生産分は、下記液剤メーカーに出荷を致します。
受注状況は出荷分よりも超えていますが、各社、毎月分散して注文を入れている液剤メーカー様ですので、入手したい方は下記液剤メーカーにご確認頂いた方が、当社より早いです。

JM-200の3月生産分は、下記液剤メーカーに出荷を行います。
・九州観光様（除菌バス）：長距離バスの除菌用
・鳥繁産業様（食品関係他）：微酸性電解水噴霧用
・デナリ様（ホテル・介護施設・学校・病院他）：CELA水噴霧用
・ピーズガード様（介護・食品関係他）：ピーズガード噴霧用
・シーエムエス様（病院・介護・保育園関係他）：グリーンアクア

※4月生産分は完売しました。
　ただ、基板に搭載する部品の欠品により100台分しか製造が出来ない状況となっています。
 　残りの受注分の出荷日は未定。
※5月生産分は完売しましたが、出荷日は未定。
※6月前半生産分は完売しましたが、出荷日は未定。
※6月後半生産分の受注を受け付けています。

JM-1000は緊急追加で通常4.5か月かかる納期を3月か4月に少なくてもいいから作ってもらえないか営業から依頼を入れました。
板金の加工業者様から「無理な納期の注文書が来たんだけど・・・」と連絡が来ましたので、出来るだけでいいので、早めにと回答しました。
新型コロナウイルス肺炎が広がらないようにみんなが意識して協力しないと、少しでも抑え込もうと働いている企業の誰から感染したら、対策商品の活動が停止してしまいます。

今、自分の意識の中で何を卒業するべきか。
考えるいいチャンスかもしれません。

せっかくなのでラジオ中にもかかった尾崎豊さんの「卒業」を知らない方の為に、ご紹介しておきます。

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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