超音波洗浄機だけでは油汚れは落ちません

今日から3連休の所も多いかと思います。
紅葉を見に日帰り旅行を考えていましたが、感染拡大なのでなるべく家から出ないようにしようと思っています。

今日は、超音波洗浄機のお話です。

超音波洗浄機なら何でもきれいになる？

当社でもネットショップで扱っている超音波洗浄機。
私は入社後、計測機器(超音波探傷映像装置、空中レベル計)→超音波霧化器・超音波カッターを主にやってきたので、どちらかというと苦手な分野です。
産業機器事業部の販売推進をやっていた時期もあるので、一通りは話が出来ますがお客様の要望に答えるスキル＝洗浄テストの回数は専門でやっている担当には到底かないません。
これは機種を選定されるお客様も同様だと言えます。
本来であれば、洗浄出来るものが洗浄出来ない結果となりますので、知識が少ない企業様が超音波洗浄機を検討する際は、お気軽に当社グループである本多電子　産業機器事業部にお問合せ下さい。
今回は事例を１つ紹介致します。

プレス部品メーカーＡ社事例

ある機械工具商社様から、「部品洗浄をしたい」ということで、超音波洗浄機の貸し出し依頼がありました。
数量や洗浄頻度を聞き、卓上型超音波洗浄機　WT-C401　を貸出ししました。

テスト結果はＮＧ。

現場重視の営業担当者だった事もあり現地に訪問して確認。
ワークはＳＵＳ製のφ20ほどの部品で、プレス油を除去したいという理由で超音波洗浄機を借りたということでした。

洗浄液を確認すると蒸留水。
今回、結果が出なかった主な原因は洗浄液でした。
水だけでは油は除去できません。
洗浄液をこちらで選定し、テストを行い報告する流れとなりました。
電源や利用環境など先方の様々な条件を聞き、選定した機種は、卓上型超音波洗浄機WTC-404。

現地に言って分かった事は、「超音波洗浄機を使うのが初めてのお客様で
”超音波洗浄機なら何でもきれいになる”と思い込んでいた。」のが貸し出し機評価ＮＧの要因でした。

超音波洗浄機メーカーはユーザーの課題に対して機械だけでなく洗浄剤や洗い方も合わせて提案する必要があります。

商社ではものすごい点数の商材を扱っているので、いちいち詳細確認を取っている暇は無いのかもしれません。
しかし今回、お客様が超音波洗浄機を使うのが初めてで、油汚れを、水で洗浄したいという事を伝えてくれていれば、最初から洗浄液選定まで含めた提案が出来たかもしれません。
あらためて、現場訪問や洗浄テストなどの経験をため、提案の引き出しを増やす事が大事だと感じます。

商品を扱う側は、貪欲に知識と現場の経験を積み重ねていく努力をしていかなければ生き残れないとあらためて感じます。
ちなみに、私の場合は超音波洗浄機の問い合わせ、引き合いがくると、産業機器事業部にすぐに任せています。
グループ全体で売上を伸ばすには、適材適所で動いた方が効率的でお客様の為(決定までのスピード)が速いと思うからです。
何かを洗いたい、超音波洗浄機を試してみたい！という引き合いがありましたら、下記サイトからお問合せ下さい。
本多電子株式会社　産業機器事業部
https://www.honda-el.co.jp/industry/
お問合せフォームに、
・洗いたいもの(サイズ、形状、重さ）
・落としたい汚れ・種類
・考えている洗浄液
・1日の処理量
などを入れてご質問下さい。

※自分だけの武器を持とう！
　１つの商材・技術の経験を社内NO1を目指そう！

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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