《保守対応》
超音波霧化ユニット
HMC-2400/HMC-2401
2022/8/31に本製品の販売は終了、当社在庫がある限り保守対応致します。
※生産は終了していますので、新規装置への採用はおやめください。
2021/06/01:本ユニットは新規設計非推奨品となりました。
2021/09/07:注文受付は2022/08/31までとなりました。
※互換品ではありませんが、別ユニットJMUシリーズを発売中です。
※JMUの販路などに関して2022/04/30ブログにまとめました
※本多電子は取扱を中止しましたので、当社から直接お買い求め下さい。
保守対応中霧化ユニット(新規採用不可)
※当社在庫終了次第終了(備考欄に故障したS/Nを記載してご注文下さい)
HM-1630(1.6MHz) /HM-1630振動子ASSYのみ
HM-2412(2.4MHz) /HM-2412振動子ASSYのみ
HM-2412C(2.4MHz)/HM-2412C振動子ASSYのみ
HMC-2400(2.4MHz)/HMC-2400振動子ASSYのみ
HMC-2401(2.4MHz)/HMC-2401振動子ASSYのみ
超音波霧化ユニットHMC-2400シリーズ(販売終了品)
超音波霧化ユニットは、超音波加湿ユニットで使われている周波数よりも高い2.4MHzを採用しています。
中心粒径が細かい(3μm以下)のが特徴です。
長年発売をしてきた、超音波霧化ユニットHM2412及びHM-2412Cが廃番しました。
新規設計を行なう方は、HMC-2400(ホーン付き真上タイプ)、HMC-2401(斜めタイプ)をご検討下さい。
※HM-2412及びHM-2412Cの最終受注は、2018年11月30日に終了し、保守対応は、2026年3月30日までとなっています。
従来品と何が変わるのか?
大きく変わるのは、発振器の形状です。
下写真の左側が従来品、右側が発売中のHMC-2400/HMC-2401です。
体積として1/3に減っていますので、組込む際、スペースが少なくてすみます。
※基盤・放熱板寸法 幅38mm×奥行30mm×高さ36mm±3mm。
※重さ17g(当社にて実測)
次に変わったのは、振動子の形状。
取付寸法は同じですが、当社で販売をしている超音波霧化器JM-200などの樹脂・パッキンを採用しました。(写真左 従来品、写真右HM-2400)
また、超音波霧化ユニットHMC-2400に関しては、霧化量を増やすため、樹脂ホーンが付属しています。
ホーンが無い場合、1時間に約150ml、ホーンがある場合、1時間に360mlの霧を出す事が出来ます。(※ただし、適正水位が変わるため、従来品の置き換えには注意が必要)
超音波霧化ユニットHM-2401は、従来通り、水柱が落下し、霧が安定しないため、約10度、振動子が斜めになっています。設計時に、水柱が立ち上がる方向に遮蔽物がないように考慮して下さい。
基板を小さくした事で、基板取付は、振動子と一緒に共締めが出来ます。(下写真:共通)
超音波霧化ユニットですが、液体を霧、ミスト、微粒化にして様々な事に利用されています。
・なんらかの液剤を微粒化。大学での研究が多いようです。
劇物などの微粒化は、推奨していませんが、容器に入れて2重槽にして実験を行なうケースもあるようです。
投込型超音波霧化ユニットの画像ですが、2重槽の映像をご紹介します。
・霧を使って、レーザーなどの可視化、濃霧や高湿度の環境試験
・静電気対策や次亜塩素酸水・微酸性電解水噴霧のため、機械組込
・ナノ粒子製造時のユニットとして利用
HMC-2400(真上・ホーン付き)仕様
型式:HMC-2400
価格:15,400円(税込16,940円)
公称発振周波数:2.4MHz
電源入力:DC24V
消費電力:14VA
適正水位:・通常時:振動子ー水面間 36mm±5mm
・ホーン取付時:振動子-水面間 43mm±5mm
使用温度範囲:5℃~35℃(性能を保障するものではありません)
霧化能力:※当社測定値 水温25℃
・通常時:約150ml/h
・ホーン取付時:約360ml/h
外形寸法:基板・放熱板:幅38mm×奥行30mm×高さ36±3mm
回路冷却方式:強制冷却(冷却ファン風量約14CFM以上)
構成品:発振回路基板、HMC-2400振動子ASSY、電源束線、フロートスイッチ束線、ホーン
※HMC-2400は振動子面が水平になっており、真上に水柱が立ち上がります。
HMC-2401(振動子斜め・従来品置き換え)仕様
型式:HMC-2401
価格:15,400円(税込16,940円)
公称発振周波数:2.4MHz
消費電力:15VA
適正水位:・通常時:振動子ー水面間 32.5mm±5mm
使用温度範囲:5℃~35℃(性能を保障するものではありません)
霧化能力:約190ml/h ※当社標準水槽で測定、水温25℃
外形寸法:基板・放熱板:幅38mm×奥行30mm×高さ36±3mm
回路冷却方式:強制冷却(冷却ファン風量約14CFM以上)
構成品:発振回路基板、HMC-2401振動子ASSY、電源束線、フロートスイッチ束線
※HMC-2401は振動子面が斜めになっており、斜め(10度)に水柱が立ち上がります。
水槽設計・仕様の違い他
超音波霧化ユニットとは
超音波霧化ユニットとは、液体に高周波の超音波を与えることで、水の分子が加速し水柱が立ち上がります。水柱の先端付近で耐え切れなくなった液体が微粒化し霧状になります。この現象を利用して、液体を微粒化する装置に組み込むことを想定した超音波振動子と振動子を駆動する発振器をセットした商品です。
元々、自社で販売をする超音波霧化装置用として開発。特注装置を依頼される企業や大学などの研究部門から、霧を作り出すユニットだけを販売をしてほしいと要望があり、H10年(1998年)8月1日に新聞発表、発売を開始しました。
1個から購入し、試作・実験が出来るということで、長年、各方面でご利用頂いています。
□供給体制
・自社の製造能力に限りがあり、特に次亜塩素酸水対応素子に関しては大量ロットを供給出来ません。現在、数千枚/月を越えるオーダーはお断りしております。
・条件があえば、超音波霧化器、超音波加湿器、超音波噴霧器など液剤を霧にする事を目的とした競合製品を製造している企業様にも供給をしております。
次亜塩素酸水、微酸性電解水などで超音波素子が破損し困っている企業様は、ご相談下さい。
商品のご購入はこちら
※振動子の長さを30cm以上にすると発振しなくなりますので、延長は1本のみとなります。
※HM2412シリーズやJMUシリーズは振動子束線の長さが30cmある為、利用出来ません。
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※ジアミストは、当社登録商標です。
当社商標ジアミスト裁判に関して
※2020/10/15 仕様表記一部変更
※質問に対する回答を下記に追加2020/10/19
質問:振動子をアンプで直接駆動したい。
振動子に印加する電圧と流れる電流,消費電力を教えてください。
回答:当社で販売しているユニットは、セット購入を前提としています。
また、振動子への印加電圧及び電流、消費電力に関しましては情報を公開して
おりません。
購入後、測定するか、他社製の超音波加湿用振動子をご検討下さい。
※質問に対する回答を下記に追加2020/10/19
質問:霧化発振基板のR3が焼損するのは何故ですか?またヒューズで対策可能ですか?
回答:振動子未接続(空焚きなどの異常発熱で振動子の半田が取れた場合を想定)で通電する
と異常発振(500KHz~600KHz)し、3分以内でR3から発煙することを確認しています。
調整電流値550mAに対して異常発振時の電流値は約200mAで電流値としては下がって
います。そのためヒューズ等で保護することは困難と思われます。
動作確認で超音波振動子を接続しない状態で、通電しないようにして下さい。
※質問に対する回答を下記に追加2020/10/20
質問:高周波利用設備申請が不要な台数は何台ですか?
回答:ぎりぎり5台までです。
弊社測定結果は、1台あたりの高周波電力は約8.1Wでした。
上記の測定結果はあくまで弊社が測定した参考値となります。
複数台使用される際には必ずお客様側で高周波電力の測定をお願い致します。
尚、高周波利用設備申請などに関するフォローは当社では行いません。
※質問に対する回答を下記に追加2020/11/18
質問:ファンが無い場合はどうなりますか?
回答:放熱板の温度が10分後には90℃を超えますので、FETが破損する可能性があります。
※質問:HMC-2401振動子AssyとJMU24A0振動子Assyの互換性はありますか?
回答:ASSYとしての互換性はありません。振動子は同じですが、パッキンが違います。
※質問: HMC-2401発振回路基板にJMU24A0の振動子Assyを接続しても動作はしますで しょうか?
回答:動作はしますが、HMC-2401は550mA、JMU24A01は450mAになります。
HMC-2401は振動子が斜め、JMU24A01は、振動子が真上に向いています。
※質問(2023/06/29) PFAS規制について質問がありましたので回答します。
パッキンの材質がフッ素ゴムの為、規制に該当します。