さて今回は、豊橋……ではなくお隣、静岡県は浜松市のお話です!
豊橋っ子にとっては、浜松も含めて「地元」みたいなもんだし。
まーでも、「もけ部通信」は超音波カッターと豊橋を紹介する為の 活動日誌なので……ごにょごにょ。
ホビーショーは紹介したのに……
うっ!?
確かに、ホビーショーは静岡ですわね。
なんだかんだ最後には、豊橋も超音波カッターも絡んでくるんだろ? いい加減、慣れてるよ。
えーっと、あはは。 と、とりあえず話を続けますね。 皆さん「猪鼻湖(いのはなこ)」の事はご存知ですか?
ごまかした……
猪鼻湖って、浜名湖のことだろ。
まといさん、浜名湖は 細江湖(引佐細江)、猪鼻湖、松見ヶ浦、庄内湖と 4つの枝湾(水域)すべてを指す名前ですわ。
知ってるってば、 別に浜名湖であってるじゃーん。
確かに間違いではないんですが、浜名湖全体ではなく今回はその中の 「猪鼻湖」に絞ったお話です。 猪鼻湖……なんと、その湖底には「幻の戦車」が眠っているのです!!
これは、喰いつきのいい響きが出てきましたわ。
南側の浜名湖と繋がる「瀬戸」と呼ばれる部分。 山に囲まれた幅120メートルの海峡の、水深10メートル以上と 深くえぐられたこの一角に、旧日本陸軍の戦車が沈んでいる と言われているんです。
……「沈めた本人」と言う陸軍少尉の証言……
まじか、中日新聞じゃん!? じゃあ幻じゃなくて本当にあるんじゃない? ……で、どんな戦車なの?
四式中戦車チト。 決戦兵器として、旧日本陸軍が2両試作しただけの「幻の戦車」。 全長約6.4メートル、重量約30トン。 アメリカ軍のM4シャーマン中戦車に対抗できるように、 口径75ミリの本格的な対戦車砲を装備。 1両はアメリカ軍が接収、もう1両は日本に残されたが どちらも現在は行方不明。
おぉ、せりのセリフが長い……
でも、根拠が証言だけではこころもとないですわね。
他にも「沈める所を見た」って言う当時、子供だった人の証言とか、 何件かあるんだって。
じゃあ、すぐ見つかりそうだな。 あのあたりそんなに広くないじゃん?
それが……戦車を沈めて以降、湖底に数メートルの厚さの土砂が 流れ込んでいて完全に埋まってしまっているらしいんですよ。
なるほど、それで場所が特定できないんですのね…… で、お話が最初に戻ってしまうのですが、 それがもけ部とどういった関係が?
いぶきちゃん、よくぞ聞いてくれました! こちらの記事にご注目!
へー、豊橋市の魚群探知機のメーカーの協力……ってこれ……?
はい、この戦車探索にはエコーテックの親会社、 本多電子さんの魚群探知機、すなわち超音波機器が 使われているんです!
更に言うと、この戦車を沈めた元陸軍少尉ご本人が存命中に 直接お話を伺っていたのが「ファインモールド」の鈴木社長……
豊橋のプラモデルメーカーですわね。 ホビーショーでもお会い致しました。
そうなんです! どーですか、ちゃんと今回も繋がったでしょう。えっへん。
超音波もプラモデルも関わってるとなれば、 私達も大手を振って応援できるじゃん。
…うーん、それが微妙な問題もあって……
何?
実際「湖底に沈んだ戦車」はロマンなんだけど、 調査や引き上げ時の水質汚染なんかの心配もあるんだよね。
確かに、文化遺産のために猪鼻湖の「養殖カキやアサリ」等、 地元の特産品にダメージが入るのは違いますわ。
そっかぁ…… 難しいけど、なんとか見つかるといいな!
と、言う事で折角ですから夏はこの「幻の中戦車」をお題に、 もけ部活動しましょう!
せりは放っておくと、また牛乳パックで作りかねないから、 今回は合作で。
じゃあさ、折角だから乗れるやつにしようぜ!
設計は私ができますわ。
よし、それじゃあ皆で頑張ろう!!