世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね
明日5日(金)は、当初、社員旅行日(中止です)でしたので、全社休業日となっています。
週末のお問合せは、月曜日に回答させて頂きます。
なんだか話がどんどん大きくなっています。
ちょうどいいので様々な検証が進む事を期待したいです。
「次亜塩素酸を主成分とした液剤を噴霧する事が危ないかどうか?」ということですが、危ないと言っている方々は、「塩素は、皮膚や粘膜をも破壊するから危険だ」というのを軸に話をしています。
一方、次亜塩素酸を主成分とする液剤を製造する多くの企業は、「ほぼ毎日、数年間、自社の液剤を空間に噴霧し利用しているが、健康被害は出ていない。反対している先生方は、実際、どこかの液剤を使って実験や体験をしてそういうエビデンスが出たから言っているのだろうか?」という方もいます。
特に、次亜塩素酸水は洗い流しが必要と言われているが、次亜塩素酸水ではない違う製法で次亜塩素酸を主成分とする液剤を作っている液剤メーカー様からは、反応したら水に戻り残留塩素は検出できないレベルであるのに何を言っているのかという声も聞こえてきます。
お互い言っている事の情報は間違っていないと思いますが、使い方を確立するために、無い情報は取得するなどして、それなりの場で議論して欲しいと感じます。
特に、異分野から来た技術が革新をもたらすことがあります。
今までの常識が常識でなくなる事も無いとは言えません。
否定するのであれば、自ら確認をするというのも大事だと思います。
今回のTV報道などによって注目され、様々な機関で研究が進むことを期待したいです。
■噴霧方式はたくさんあります。
私は、超音波霧化器を販売している会社に所属していますので、超音波噴霧がやり玉に挙げられているのでブログに書いていますが、たぶん他の方式では、ここまでブログに書かなかったと思います。
液剤を噴霧する方式は、他にもあります。
・ポンプで圧縮された水をノズルから噴射して霧を作り出す「1流体方式」
・圧縮した水と空気をぶつけ合う「2流体方式」
・気化熱(蒸発)を使う方法
など他にも色々あります。
それぞれ粒径が違うのでひょっとしたら、Aの方式はだめだけど、Bの方式はOKなんていうデータが出てくるのかもしれませんし、次亜塩素酸を主成分とした液剤は過去のブログにもあるように、製法が様々なですので液剤ごとにそれが変わってくるのかもしれません。
やることは多そうですね。
■除菌・殺菌効果のある液剤の噴霧について
「塩素は、皮膚や粘膜をも破壊するから危険だ」という方々は、水道水に含まれている次亜塩素酸に関して、反対活動をされているのでしょうか?
霧で吸い込むよりよほど風呂やプールに入ったり、水を飲んだ方が1日の摂取量が多いような気がします。
次亜塩素酸=アブナイ であるならば、水道水を万博でミスト化して散布していましたが、ああいうのもだめというのを当時言っていたのでしょうか?
当事者にならなければあまり気にしない事も、火中に入れられると???がたくさん出てきてしまいます。
特に超音波でミスト化する場合、水道水を使うとレジオネラ菌の発生などを考えれば、除菌効果のある次亜塩素酸を主成分する液剤を入れた方がよほど安全かと思います。
「殺菌するものは人体に悪影響でしかない」という形でかかれているサイトもありますが、それをいうのであれば、世の中にあるすべての殺菌目的の液剤で噴霧しているもの対象になってきますが、注目されている話題にだけのっかるのもどうなんだろう?と感じます。
例えば、アロマ。
アロマオイルの中に、殺菌性があると言われているものがあります。
これを温めて吸い込んでいるのであれば、これも対象になるのでは?
こういうことを突き詰めていくと、世の中ってわからないファジーな事が多いんだなぁとあらためて思いますが、世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね。
最初は、大嫌いでした。
前にも書きましたが、超音波霧化器立ち上げ時(2001年)は、次亜塩素酸を主成分とする液剤を当時販売していた機械で使うと、なぜ機械が壊れるのかわからなかった為、大嫌いでした。
(※たまに壊れる箇所の質問を受けますが、ノウハウなのでお答え出来ません。)
そのため、営業活動もほぼ天然系液剤メーカー様ばかりやっていました。
その後、2年がかりで世界初、次亜塩素酸を主成分とする液剤対応(pH5.5-7.5/50ppm以下)の機械を発表した事から、ユニット、機械を供給する先が増えてきて、様々な液剤メーカー様が取得しているデータを数多く見る事になります。
当時お付き合いしていた天然系の液剤メーカー様よりもエビデンスがあってびっくりしました。
特に、昔からやっている液剤メーカー各社様は、誰も知らない新しい液剤を広げるために、様々な安全性試験や菌・ウイルス試験をやっていました。
ただ、様々なウイルスが流行する度に液剤が注目されると、生成装置を買えば簡単に新規参入できるためどんどん液剤メーカーとなのるところが増えていきました。
DMを送るためにこまめにリスト作成していた私が、把握できないほど色々な名前の液剤が出てきて、生成方法(どこの装置を利用しているのか)が追えなくなるほど現在は、乱立しています。
(どのメーカーの装置がどこの流れかを書いていましたが、調べるのを諦めています。)
古くからのメーカー各社様は、市場が要求する新しいデータを常にとっていきますが、途中参入のメーカー様は、そういったことはしないので、エビデンスの差がどんどん開いていると感じています。
そういった古くから行っている液剤メーカー様は、動物実験による全身吸引暴露試験を行って(メーカーによって90日や180日など差がある)安全性を確認し、空間噴霧を提案しています。
※今から6年も前の食品分析開発センター 2014年発行資料でも空間噴霧は触れています。
当社の超音波霧化器は超音波振動子を社内で焼いている事もあり、そんなに多くは作れないため、数千台/年しか世の中には出て行っていません。
しかし、海外製を輸入している液剤メーカー様を含めれば、数万台/年の空間噴霧用の機械(超音波加湿器・超音波噴霧器を代用)が、次亜塩素酸を主成分とする様々な液剤を入れて動作しているのが現状だと思います。
ただ、中には間違った使い方も聞こえてきます。
・次亜塩素酸ナトリウムを噴霧した
・濃度が高いまま噴霧した
・電極が故障しており希塩酸のまま噴霧していた
きちんと保管・取り扱い方法・メンテナンスを購入している液剤メーカー様に確認をして適切に管理して欲しいと思います。
噴霧による次亜塩素酸を主成分とする水の安全評価方法が動物実験による全身吸引暴露試験では不足であるならば、液剤メーカー様と一緒に、他の方法を様々な研究機関に相談しながらさらに模索をしなければならないと感じます。
国で決まっていないことをやっていく事は、どれだけやっても終わりが無い気がしますが、少しでも当社超音波霧化器を使っている方、そして使いたい方に、安心をお届けできるようにしていきたいと思います。
ただ、個人的には、ウイルスが流行すると毎回こんな論争に巻き込まれるので、医薬系にはあらためて関わりたくないと感じています。
「霧を使って虹を出そう(1993年)」という時から超音波霧化は関わっていますが、ホテルや介護施設など、ニオイに困っている消臭目的で利用する方が、ニオイを消せば効果がわかるので、売りやすいです。
元々この業界が無く、市場が立ち上がって来るときに、数少ない噴霧機メーカーの担当者だった事で、無駄に長く現場で覚えた経験・知識があるだけですが、この経験・知識を自分以外に引き継げるのか?というのもなかなか難しい問題だと感じています。
また、データを1つとるだけで、すぐに数十万円~数百万円がぶっとびます。
人も金も資源もない地方にある中小企業である以上、超音波霧化器販売で、毎回こんな論争に巻き込まれるのを考えれば、徐々に終息方向にもっていき、超音波霧化ユニットや素子だけを供給するだけの方が、経営的リスクが少ないような気がする今日この頃です。
■超音波霧化器とは
液剤に非常に高い音(超音波)を与える事で液剤が微粒化する現象を活用した機械です。
超音波加湿器などにも利用されています。
密室になる空間へ除菌消臭剤を噴霧する目的などに利用されています。
・超音波霧化器 JM-200 現在発注 12月納品予定
・超音波霧化器 JM-301 現在発注 11月納品予定
・超音波霧化器 JM-1000 現在発注 8月納品予定
※中に入れる次亜塩素酸除菌水20L、1日~2日で出荷可能です!
※次亜塩素酸系液剤(楽天購入ページにリンクしています)
※各社液剤メーカーの受注が多く、即日出荷が難しくなっています。
・消臭除菌水 CELA(2週間かかります)
・衛生水 アミスティ(2週間かかります)
・中性次亜塩素酸ナトリウム製剤(殺菌料)ジアミスティ(2週間かかります)
・電解水 アクアサニター(2週間かかります)
・スーパー次亜水
※「ジアミスト」は当社登録商標です。
■トピックス
・医療崩壊を少しでもおさえたい(新潟大 榛沢先生コメント)
・消臭施工の経験から今の肺炎コロナウイルスを考える
・毎週火曜日19時~ FM豊橋 土牛超に出演してます!
・もけ部活動記録集(1,200円)販売して頂ける模型店・書店募集中
販売店舗:精文館書店本店 豊川堂カルミア店
・もけ部とのコラボレーション企業先を募集中です。
コラボ先募集を記載したブログ
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■超音波で御社製品を差別化しませんか?
超音波技術で「独占市場」を仕掛け中!常に変化を考える、あなたの販売推進担当 超音波と魚探のUS-DOLPHIN店長 KOUKI ことエコーテック三浦宏樹が、情報提供させて頂きました。
当社は、愛知県豊橋市にある1956年創業の超音波技術を用いた機器を製造するメーカー 本多電子(株)内にある企業です。新規市場創造を行なう企業として1999年10月に設立されました。何か問題や改善を検討中の方で、「超音波でこんな事出来ない?」と思いついたら、気軽にご相談下さい。
超音波を用いた製品に関しては、直営の 超音波と魚探のUS-DOLPHIN楽天市場店で販売をしておりますので、ご利用下さい。
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豊橋を活性化したい人募集!
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http://www.843fm.co.jp/
アプリ(App Store)でダウンロードすると全国どこでも聴くことが出来ます。
https://apps.apple.com/jp/app/tees-843fm/id733701439
□KOUKIがインストラクターで経営研修
2020年5月21日(木)、22日(金) 2日研修(5年分の経営体験をします)
浜松にて環境の変化に対応する意思決定を鍛える研修を行います!
費用:2日間で25,000円+税(懇親会費用別)
場所:住所:静岡県浜松市南区三島町1605-1
(主催:税理士法人BETTあかつか事務所)
お問い合わせ:053-424-6001
※中止になりました。次回9月になります。
投稿者プロフィール
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エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
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