最終意思決定は現場から一番遠い所で行われる

今日は健康診断で苦手なバリウム検査でした。
健診後、在宅勤務中ですが、おなかがモヤモヤしております。
早く通常の体調に戻って欲しいものです。

保育園で次亜塩素酸を主成分とした除菌消臭剤を超音波霧化器で噴霧を予定していた某役所の方から連絡を頂きました。

　「現場は有効性もわかっているので噴霧をしたいが、議会の理解をたぶん得られない」

おかげさまで、世間が騒いだ結果、当社の受注はさらに増加して、お待ちいただく状態が伸びていますが、これは今まで利用している方やその関係者が追加で発注している結果です。
NITE、メディア、文科省の発表により、新しく導入する方々は、不安になってしまい、今回、議会に提案する課としては、出席される方が専門家ではないので、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水、次亜塩素酸水ではない次亜塩素酸を主成分とする液剤の区別の説明、さらに今の報道に対して様々な質問が出るのを考えると説明する事が難しいため、一旦、世間の流れを見て判断したいということでした。

この部署からは、世間が騒ぎ始めた3月初旬に発注があり、7月に納品予定でした。
「流れが変わったら再度見積もり依頼からになりますがよろしくお願いします。」
とのことでしたが、色々とお話を聞くと、「現場は使いたいのに、使えない。」という言葉が印象に残りました。
税金を使っての投入ですので、議会への説明責任があるので仕方が無い事ですが、非常に残念な事だと思います。

ただ、考え方を変えれば、超音波霧化器＋次亜塩素酸を主成分とする液剤の噴霧を導入せずに、何事も起こらないのが一番の方法です。

何が一番大事な事か？

と考えた時、幼い子供たちの命だと思います。
そのためにどうすればいいか。
極端ですが、保育園・幼稚園を閉鎖するという方法があるかと思います。
保育園・幼稚園に来なければ、保育園・幼稚園で感染することはありません。

ただそれでは困る人もいます。
だから現場では、少しでもリスクを軽減させたいので、様々なものを導入したい。
でも、判断するのは、現場にはいない方、現場からは遠い方です。

そこでどうするか？

一つ一つ考えなくてはいけませんが、消毒剤ではない次亜塩素酸を主成分とする液剤の噴霧を超音波霧化器で噴霧するのは様々な対策をした後でも十分です。

次亜塩素酸を主成分とする除菌消臭剤は消毒剤ではなく、あくまでも除菌・消臭目的に利用されているものです。
基本は、感染対策マニュアルなどにそって、様々な他の方法を活用して対策を行って頂ければと思います。

※当社機械が間に合わない場合は、霧にする方法は別にもありますので、そちらも検討されると良いかと思います。(ただ、粒径が違いますので、全身吸引暴露試験の結果は変わる可能性があります。購入される液剤メーカー様、機械メーカー様に確認下さい。)

※機械だけの導入は必要無いかもしれませんが、冬場の加湿目的や液剤を他のものに変えて、とりあえず機械を申請をするというやり方もあります。
どうしてもの場合は、ご検討・ご相談下さい。
※なお、一度キャンセルして再発注した場合は、お待ちのお客様もいらっしゃるので、受注の一番後ろになります。
　あらかじめご了承下さい。
　※現在、JM200は12月、JM301は11月、JM1000は9月になります。

■次亜塩素酸水溶液普及促進会議が明日、次亜塩素酸水に関して発表を行います。
　2020年6月11日(木)　11:00-12:00
　会場：TKPガーデンシティPREMIAM丸の内パシフィックセンチュリープレイス13階
　　　　ホール13A
　詳細は、https://jia-jp.net　をご覧ください。

私としては、当社の機械を扱って頂いているすべてのお客様が安心して利用して頂ければよいということだけしか考えていません。
・現段階では、私がこの団体と面識が無いので、どういった団体かは不明。
・粉タイプは、当社では噴霧を推奨していない
・次亜塩素酸を主成分とした液剤を消毒剤認可をすることを望んでいない。
など、先方の目指す所と少しずれています。
ページを見ると他の噴霧メーカーは賛同企業として申し込んでいますが、様子を見ようと思っています。
明日、取引先の液剤メーカー様の何社かが、会場に行くと聞いています。
その様子(各社の思惑)とLIVE配信を聞いて判断したいと思いますが、基本、現場人間なんで、業界をリードするとか、シガラミとか権威とか、面倒な事にはかかわりたくないんですよねぇ・・・。
性格的に、自分が勝てるまで市場を狭くしちゃうので、気の合う液剤メーカーさんと団体(という名の飲み会)を作ってそこで色々検討した方が気が楽かなというのが本音です。

どっちを向いて仕事しているの？

社内の方から「反NITEはやめた方がいい」と言われました。
決してNITEを否定しているわけではなく、NITEが出した5/29のファクトシートに対して私が、現場で行ってきたことで、事実や認識と違う事を書いたまでです。
https://echotech.co.jp/blog/11787/(5/30ブログ)
どんな方も、未知の事をやっているのですから、色々と知らない事、混在する事もあるのが当然です。

まず基本的な事ですが、私は20年ほど霧化器の担当者として活動してきましたので、こういう事態になれば、
「当社(私から)(エコーテック製品)を購入頂いている液剤メーカー様、及び代理店様、そして利用者の皆様の不安を払拭することが第一優先であり、現場で動いて得た経験と知識と相違があれば、どの機関で発表された情報であっても、顧客から質問があれば回答をします。」

もちろん、すべて正しいわけではないと思いますので、その時の認識がのちに様々な研究や現場での体験により、間違っていたという事もあると思います。
それはその時に訂正します。

ただこのページは、会社ブログとして書いていますので、そういった行動がだめならブログ担当及び霧化事業の担当から外してくださいと上の方には言っておきました。(所詮、サラリーマンですので、会社がだめと言われれば発言は出来ませんし、嘘をついてまでブログを書いていたくないので、それであればやる意味は無いです)

そもそも、当社(エコーテック)は、何も市場が無い所から市場を作るのを目的として法人化された会社です。

いま、その業界に無いものを提案していますので、過去の上で動いている人からは、まず否定でスタートします。
そんな中で、数%の新し物好き、怖いもの見たさの方が先行して買って頂き、その貴重な方々からの情報を少しずつ現場で拾ったものを拡散して市場形成を少しずつ行っていきます。
大企業であれば、広告費をかけてどーーーんとPR出来ますが、年商たかだた2億~3億円の中小企業ですので、やれることはコツコツしかありません。

ホビー用超音波カッターもこの超音波霧化器も約20年、使って頂いた方々の要望を聞いて少しずつ改良しながら、一緒に機械を育ててきたと思っています。
今もですが、わからない人を無理やり説得して買ってもらうより、良いと思っている方や、その方の紹介で興味を持っていただいた方に説明をしながら販売している方がよほど仕事をしていて楽しいと思います。

会社として、モノが売れればいいだけであれば、どこかの会社の売れている製品の真似をして性能をあげコストを下げれば簡単に市場が取れていきます。
でもそれは、当社のすることではない。

無いものを作る、今あるものでも、知られていない市場に売る。
そういった市場作りは、メディアを使わず少しずつ広げていけばいい、今回の事でよりそう感じています。
たまにTV広告も行っていましたが、大企業有利(当然広告費が多い所)だと再認識しましたし、今回の件でマス広告って諸刃の剣だなぁとあらためて感じています。
たまにしか出さないですが、TVや新聞広告ってやっぱり当社にとっては高額です。
そういった予算は、より現場での活動用に使う事にしようと思います。

■超音波霧化器とは

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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