次亜塩素酸空気清浄機にて新型コロナウイルスに対しての効果を確認

引用ニュースサイトPRTIME
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000058935.html
「株式会社シリウスは次亜塩素酸空気清浄機による新型コロナウイルス不活化試験を北⾥⼤学医療衛⽣学部にて実施した。
模擬的空間であるアクリルボックス内に設置されたシャーレ上の新型コロナウイルスに対して4時間処理したところ、ウイルス感染価が97.6%減少したことを認めた。」

次亜塩素酸系液剤を扱っている方からみたら、朗報だと思います。
大変良い試験だと感じました。
ただいいのかなぁ？と思う点がありましたので、今日はそこをブログにしてみたいと思います。

皆さん、こんにちは。
超音波で未来をつくる・・・エコーテック(株)マーケッターのKOUKIです。

制限じゃないんだけど・・・。

まず、PRTIMEは当社も使っていますが、発表文章はその企業が記載をしています。

訂正されると今日のブログの内容がおかしくなるので、画像化して貼っておきます。
テキストにすると以下です。

「「次亜塩素酸⽔」を有⼈空間において超⾳波加湿器などでミスト化する『空間噴霧』は、昨年6⽉に関係省庁より有⼈空間での使⽤に対して除菌効果の評価⽅法が確⽴されていないこと、「空間噴霧⽤の消毒剤」として承認が得られた次亜塩素酸⽔はないという理由で使⽤を制限されている」

と書かれていますが、制限はされていません。
厚生労働省のページでは、以下のように書かれています。

「これらの国際的な知見に基づき、厚生労働省では、消毒剤や、その他ウイルスの量を減少させる物質について、人の眼や皮膚に付着したり、吸い込むおそれのある場所での空間噴霧をおすすめしていません。薬機法上の「消毒剤」としての承認が無く、「除菌」のみをうたっているものであっても、実際にウイルスの無毒化などができる場合は、ここに含まれます。」

違いがわかりますか？
シリウス社の発表は、使⽤を制限されている。
厚生労働省の発表は、空間噴霧をおすすめしていません。
「制限」と「おすすめしていません」というのは大きな差があります。

私は、2001年から様々な除菌消臭剤メーカーと一緒に、超音波による空間噴霧を多く手掛けてきました。
液剤メーカーや液剤を扱う販売店は、液剤の安全性試験を第三者機関で行い、自らが実験台にもなり、長年、実績を積み上げて来た企業がたくさんあります。
空間噴霧は長年、そうした販売している方々と現場の方々との利用実績があるから消臭・除菌・加湿目的で、利用され続けています。

そうした現状を液剤を消費する機械を販売して企業が、液剤メーカーを敵に回すような「制限」という表現を使ったニュースリリースを出したのは非常に驚きました。
今、様々な加湿器を使って展開している液剤メーカーから見たらなんて思うでしょうか。
液剤メーカー各社は、厚労省の「おすすめしない」という表現を、メディアがあたかも禁止のような報道をし、売上がかなり落ち、現在も苦戦しています。
そのような中、液剤メーカーと関わりがある噴霧機メーカーに背後から撃たれるような表現をニュース発信されれば、さらに次亜塩素酸系液剤メーカーの立場を悪くし、次亜塩素酸水を使わせたくない人達の道具に使われ、液剤メーカー各社はさらに苦しい結果となります。
そう思うと、大変残念な表現だと感じます。

そのそも通⾵型は、空間噴霧とは異なるのか？

構造はどうあれ、液剤を微粒化させて風で送るのだから一緒でしょ！と個人的には感じますが、世間の皆さんはどう思っているのでしょう。
良く相談されますが、TVで某メーカーが「次亜塩素酸」を連呼していますので、結局、空気中に出していいの？と悩まれている方が多いようです。
以前にもブログで書きましたが、厚生労働省の原文を見て見ましょう。

「これまで、消毒剤の有効かつ安全な空間噴霧方法について、科学的に確認が行われた例はありません。また、現時点では、薬機法に基づいて品質・有効性・安全性が確認され、「空間噴霧用の消毒剤」として承認が得られた医薬品・医薬部外品も、ありません。」

そもそも消毒剤は噴霧してはいけないということですが、そもそも動きを見て入れば、アルコールも落ち着いたし、厚労省は次亜塩素酸水を消毒剤認可をするつもりはありませんよね。
従来通り厚労省が次亜塩素酸ナトリウム以外の次亜塩素酸系液剤は、雑貨です。
雑貨ですから特定ウイルスなどの表記は今まで通り一切出来ません。
とアナウンスするだけでいいと思います。

同様に食品添加物を空間に噴霧して除菌をしようとしていたり、天然系の液剤などでもウイルスに効くと販売している人もいますが、そういったものも、すべて今まで通り薬機法で罰すればいいだけと思います。

空間噴霧に関して、厚労省のページがまったく更新されていませんが、全身吸引暴露による急性毒性試験など試験が世の中にはあり、某大手メーカーも同じ試験を実施して、カタログにも記載して安全性を主張しています。
労基の塩素濃度暴露限界値も設定されているのに、そういった点を早く検討してページを更新して欲しいです。

そもそも外に霧を出さず、風だけ送ればいいのであれば、投込み型の超音波霧化器を次亜塩素酸水入りのバケツの中に入れてファンを当てなければ、同じような効果になります。
霧が視えなければいいのか？
結局、何らかの液体を微粒化して空間に出すのであれば同じ事では？
いいニュースだけに、書き方１つで、なんだかモヤモヤした気分になりました。

うちの超音波霧化器JM-200は、今朝も次亜塩素酸除菌水(次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸の混合タイプ、次亜塩素酸濃度50ppm以下、微酸性)を噴霧しています。
もう10年以上利用していますが、僕も、家族もワンコ(ワンコは7年利用の11歳)も元気で過ごしています。

■超音波霧化器とは

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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