空間除菌でまたひと騒動あったみたいですね
次亜塩素酸を主成分とする液剤メーカー様から、空間除菌でまたひと騒動みたいなニュース記事が送られてきました。
記事内容は、好き勝手書いているなぁ、と思う内容でした。
まぁ、書くのは自由ですし、記事を書くのはどこからかお金が発生している可能性もありますので、書き手によって内容が変わる事を読み手側が理解して読まなければいけないですね。
長年、様々な液剤メーカー様とつきあっていた私なりの見解を書いておきます。
皆さん、こんにちは。
超音波で未来をつくる・・・エコーテック(株)マーケッターのKOUKIです。
豊橋でモノづくりに興味を持ってもらう人を増やす活動中です。
豊橋工専高校模型部(もけ部) 校歌 4/13リリース https://youtu.be/Ni0I5v00LiI
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感染対策を徹底してイベント開催しています!は無理
感染対策の専門家と言われる人が、様々提言していますが、結果として日本中に広がっている現状を見ると、机上の空論では抑え込めないというのは、皆さんご承知のことと思います。
・未知のウイルスである以上、今までのやり方通用しない
・人の行動を制御する事は出来ない
など、色々な条件があり、そもそもが無理なんだと思います。
よく、「感染対策を徹底してイベントを開催しています」「当店は、感染対策を行っています」のような文章を見かけますが、体温測定、アルコールの消毒、マスク着用ぐらいしかなく、やっていますというアピールでしか無い状況は皆さんわかっていますよね?
感染対策を徹底するのであれば、イベントを開催しないという選択が一番良いと言えます。
「どこにウイルスを持った人がいるかわかりません。どこにウイルスが付着しているかわかりません。陽性者になった場合は、あなたの大切な人、たまたま近くにいたあなたの知らない誰かの大切な人が命を落とすかも知れません。それでも参加すべきなのかを考えご来場ください。」
このぐらい、各イベントのホームぺージに書いて欲しいですよね。
感染の専門家と呼ばれる人が、重みの無い軽い言葉(例えば3密を避ければいいみたいな)を何度もメディアで繰り返すから、広がっているわけです。
本当に感染の専門家なのか?と思います。
入り口の噴霧は服などに付着したものをなんとかしたい。
今回、入り口に除菌消臭剤を噴霧し、そこを来場者を通過させる感染対策をしたことが叩かれていたようです。
「厚労省が言っている、WHOが言っているから除菌剤噴霧はダメ」と発言を書き込む人がいます。
噴霧している液剤のデータを調べようとした事ありますか?
今まで何年も継続して空間除菌として噴霧している方に聞こうとしていますか?
メディア報道や知らない誰かが言っている事を鵜呑みにするのはそろそろやめた方がいいと感じます。
■「入り口で感染対策をしています」と書くことが問題
今回の液剤に関しては、当社とはお付き合いが無い液剤メーカー様のようなので、液性がわかりませんが、
・消毒剤であれば、噴霧がNG
・除菌剤、消臭剤であれば、感染対策と記載することがNG
です。
では、どうすることが良かったのでしょうか。
当たり障りの無いのは、加湿してますとか洗浄してますとかかなぁ。
■有害の根拠はいまだに出てきません。
エビデンスがあるメーカーであれば、反論出来るデータはあるはずです。
今回、指摘されている液剤メーカーが、なぜ出さないのかと思っています。
感染対策=薬機法の範疇なので、雑貨の商品でやっていたら違反。
反論出来ないのかもしれません。
ただ、人体に有害な可能性もあるという厚労省の発表に対して、その一文だけをあれこれ言う人がいますが、正直、どこが有害なのか、根拠がいまだに出てきません。
多くの液剤メーカーは、目、皮膚、経口毒性、肺、塩素濃度などの安全性試験をしています。
読んだ記事は、一方的にそういった事を拾ってきてつないだだけで、ろくに調べていない記事でした。
こういう報道をした記者に対して、団体を作って損害賠償って出来ないものかな?とも感じます。
■そのうえで、運用するのであれば
パフォーマンスだけでやったのであれば、空間除菌が叩かれるだけなので正直いい迷惑です。
衣服や手荷物などにウイルスが付着している可能性があり、そこを少しでも対策をしたいのだと考えたのであれば、
・除菌剤の安全性試験データを取り
・吸い込みが問題とされているのであれば、横から顔の高さにはかからないように噴霧。
・塩素系であれば、労基で定めている塩素曝露の基準値を超えていないか測定をする。
・通過した時の除菌効果のエビデンス
これらを入り口に掲示をしておく事で、ある程度知識がある方は、理解できると思います。
パフォーマンスなら水道水を入れておいて、あれこれ言って来た人に、水道水を冷却のために噴霧しているだけとしておけばいいのに。
水道水には、塩素が入っていますし、加湿器は何十年も前から皆さん使っています。
霧を見ただけで、アレルギーが出た、調子が悪いという方がいるようですが、塩素(HCLO)は体内で生成されていますから、アレルギーになるわけも無いです。
しかし、何かやっていた方が、安心感を感じる方もいます。
イベント会社としては、緊急事態宣言が発令されている中で開催。
少しでも来場して頂いた方のストレスを緩和したかったのでしょうか。
否定派は、自分がいい事をしたと思って動きますので、こうした安心感を持って頂いた方が次回参加した時には、そうした事はしてくれないので、残念に思う方もいるでしょう。
空間噴霧を行いたい人は、反対派に対して、エビデンスデータなどを入り口に書いておいた方が無難な世論だと思います。
陽性者対策をどうするか?
入り口で除菌剤を噴霧出来たとしても、陽性者がいたらその人の呼気、粘膜からは常にウイルスが出ているわけです。
熱があっても、熱感知の前に冷たいジュースなどで顔の表面などを冷やしておけばスルーしてしまいます。
また、無症状の方もいるわけです。
会場入り口での熱測定で感染対策とは言えないわけです。
欲しい商品を買う、会いたい選手・アイドルに合う、大事な商談をする等々、イベントに参加することが最重要項目の場合、相手や周りの方に感染しないだろうと、自分に都合の良い理由を考え、なんとしても目的を達成させようとする人が何%かいます。
私も、業務命令でイベントに行きましたが、仕事で行く以上、生活をとるのか、感染する可能性のある中で行くのかという状態は、アクセルとブレーキを同時に踏むようなものですから、精神的につらいと感じます。
そういった方もきっと多いでしょう。
■手のアルコール消毒
手のアルコール消毒を入り口で行います。
あれはウイルスが付着している何かを触った事で手にウイルスがつきます。
その手で目をこすったりした場合、体内にウイルスが入りますので、それを防ぐためです。
先ほどの入り口での噴霧で、少しでも(100が99になった)服やカバンに付着しているものを落とせれば、待機中などで服やカバンを触った場合、減った分だけはリスクが軽減していると言えます。
そういえば、今回の会場では、アルコール除菌と液剤噴霧どちらが先だったのでしょうか?
アルコール除菌は、アルコールが蒸発する時に、ウイルスの水分をとり死滅させるのが目的です。
手が濡れていると効果が落ちます。
入り口で手が濡れてからアルコールだとしたら、効果が落ちます。
アルコール手指除菌→空間噴霧という流れが良いと私は感じます。
ただ、これから夏は手に汗をかきますが、影響ってどうなるんですかね?
■会場内での対策はどうしら良いか?
イベントはやらない、行かないが一番良い対策と言えます。
しかし、会社がつぶれてしまう可能性もあるので、生きていくためにはやらなければいけない方も多いと思います。
コロナウイルスの感染対策の専門家はいないわけですから、やれることをやるしかありません。
会場の状況にもよりますが、換気出来る出来ない、換気して風が入る、入らないなどがありますし、これから夏になると熱中症の問題も出てきます。
そうなると締めきってクーラーですよね。
色々とアイディアは、スタッフが出すしかないのですが、屁をして臭う状態はウイルスに感染する可能性があると考えて何が出来るかを検討してみてください。
思いつきで書いておきます。
1.入場時は石鹸で手洗い
2.待機列は列ごとにパーテーション
3.風は下から上にファンであげる
4.上部から微酸性領域の次亜塩素酸系液剤(次亜塩素酸ナトリウム除く)を空間噴霧
※上にあがったウイルスを上部であてる
5.下部は、空気清浄機系の家電をいくつも置いて処理
6.パーテーションには紫外線ランプ等を人から光が見えないように設置
7.会話禁止
8.マスク着用
・アルコールは危険ですから噴霧出来ません
・換気した事で、陽性者に近い人は、ウイルスが流れてくる可能性もあります。
→下から上に風をあてて上に出してはどうか?そこをなんらかの方式で叩く。
コストかかりますよね・・・。
ワクチン接種、PCR検査済の人などしか入れない方法に変えるしかないのかもしれません。
早く、ワクチン接種できないかなぁと思います。
■自分たちを少しでも守る
イベント主催者は少しでも安心な空間を提供しようと努力しても、否定派がいる以上、それは毎回つるし上げられます。
そういった方がいると考えるのであれば、先にアナウンスをして嫌な人はこないようにという方法か、自社の社員だけを守る為に使う事を提案します。
先日、静岡ホビーショーでは、通路ではなく、当社ブース内に向けて噴霧しました。
液剤の状態でウイルスを不活化しているのは、厚労省が発表しているわけですから、その液剤を微粒化すれば、なんらかウイルスに対して影響がでるのは液剤を扱っている人ならわかる事です。
ただ、どこかにウイルスが付着していて、それをさわって体内に入れば感染しますので、無駄な抵抗だとも言えますが、騒がれているものだけではなく、ウイルス・菌はたくさんあります。
少しでもリスクを避けたいですよね?と自社内だけ噴霧という方法を液剤メーカーの方は提案してみてください。
ちなみに、空間除菌の効果は、厚労省は効果検証の方法が確立していないからわからないという事を言っています。
そもそも現場ごとに状況が違うので、まとめられるわけがありません。
だから、各社閉鎖空間で試験用の菌やウイルスを使って試験するわけです。
また新型コロナに関しては、試験が出来ないので、やりようがありません。
試験が出来たとしても、医薬品や医薬部外品では無いので、公開することは出来ないです。
あと、多くの新規参入の液剤メーカーに言いたい事ですが、いい加減、コロナ対策で販売するのはやめた方がいいです。
どこまで行っても、医薬品・医薬部外品でなければ特定ウイルスや菌を出して販売は出来ませんし、消毒効果のあるものは空間噴霧出来ません。
一部、混合式次亜塩素酸水で薬機法認可を得ている液剤がありますが、同じ成分であっても認可を受けている液剤といない液剤とでは、販売方法に大きな差が生まれます。
今回叩かれたイベントでは、アクリルで囲った自分たち側だけ、液剤を噴霧しておけば良かったのだと思います。
そしてそれを宣伝に使わない。
エビデンスや実績を1人1人説明をして販売している液剤メーカーは数多くあります。
売れている所は、そういった宣伝方法は取りませんので、こういった報道が出るのはほんといい迷惑です。
静岡ホビーショーでは、超音波霧化器JM-1000(1時間1,000ccを噴霧)を2台使い、次亜塩素酸除菌水(50ppm/pH6.5)を毎日8時間噴霧していましたが、当然ですが、目、呼気、粘膜など私を含めスタッフにはなんら問題がありません。
■そんないいモノなのに、なぜ広がらないか?
こういう質問を書く方がいます。「広がらないから、問題がある。」
この回答の一番の理由は、お金が無茶苦茶かかるからでしょう。
価格帯は色々ありますが、試験データの数が多いほど液剤の価格が高い傾向にあります。
当社で1番小さい機械、超音波霧化器JM-200は、8時間で1L程度噴霧します。
20L 10,000円の液剤メーカーの液剤だとしたら、毎日8時間使うと20日間で1万円が霧になりなくなります。
これが、JM-1000(1時間1,000cc噴霧)であれば、20時間で1万円が霧になるということです。
よほど気を使っている所でないと導入出来ません。
広がらない理由は、正直、コストだと思います。
■超音波霧化器とは
液剤に非常に高い音(超音波)を与える事で液剤が微粒化する現象を活用した機械です。
超音波加湿器などにも利用されています。
密室になる空間へ除菌消臭剤を噴霧する目的などに利用されています。
参考までにお読みください。
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(NITE=製品評価技術基盤機構)
・NITE 次亜塩素酸水等の販売実態に関して2
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行ってもよいのですか?
・世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね
・丙情報が誘導を引き起こす怖さ
・学校における消毒の方法等について(次亜塩素酸水噴霧)
・次亜塩素酸水溶液の安全性説明の発表を聞いて
・最終意思決定は、現場から一番遠い所で行われている
・超音波霧化器メーカーとしての取り組み
・空間噴霧という言葉にも反応?
・清掃前・清掃中・清掃後の次亜塩素酸除菌水噴霧
・家庭内感染、(家族クラスター)を考える
・除菌ミストシャワーの安全性の懸念に関して
・緊急事態宣言って意味ある?
・東京消費生活総合センター発表に関して
■超音波で御社製品を差別化しませんか?
超音波技術で「独占市場」を仕掛け中!常に変化を考える、あなたの販売推進担当 超音波と魚探のUS-DOLPHIN店長 KOUKI ことエコーテック三浦宏樹が、情報提供させて頂きました。
当社は、愛知県豊橋市にある1956年創業の超音波技術を用いた機器を製造するメーカー 本多電子(株)内にある企業です。新規市場創造を行なう企業として1999年10月に設立されました。何か問題や改善を検討中の方で、「超音波でこんな事出来ない?」と思いついたら、気軽にご相談下さい。
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出展社:ビューティサポー様
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