空港における除菌消臭剤噴霧に関して

「空港で肺炎コロナウイルス対策を行いたい」
というお問い合わせを頂きましたが、次亜塩素酸水や次亜塩素酸を主成分とした液剤は次亜塩素酸ナトリウムとは違い消毒剤ではありません。
「肺炎コロナウイルス対策用に使えるというのは薬機法に抵触しますので言えません。」と伝えてから空間噴霧事例について話をさせて頂きました。

特に厚労省では、「消毒効果が出る濃度の次亜塩素酸水噴霧を推奨しない」とありましたので、拭き掃除で推奨される濃度80ppmに満たない次亜塩素酸を主成分とする雑貨品の液剤を噴霧することをご提案させて頂きました。

海外からのお客様が増え、国内に様々なウイルス、菌を持ち込まれる可能性があり、少しでも対策をしたいという気持ちは現場にいないとわかりません。
もちろん、消毒剤による清掃が基本で、それにプラスするという形になります。

■スタッフの感染対策防止＋除菌によるフォロー

新型コロナウイルスだけではなく、様々なウイルスが世の中には存在しています。
日本ではまだ見た事も無いようなウイルスも海外から運ばれる可能性があります。
そういう意味では、空港で働いているすべての方は危険にさらされている可能性もあり、私も出張で空港を数回利用した経験がありますが、快適な空間を用意して頂いていると思うと感謝の気持ちを持ちます。
空港で働く皆さん、ありがとうございます。

感染拡大防止のために空港が行っている取り組みと言えば、案内カウンターなどで働く職員のフェイスマスクやアクリルボード対策かと思います。
保安検査場などでは、お客様の荷物を触る可能性もありますので、常に手がウイルスに接触する可能性もあり、注意が必要だと感じているスタッフの方も多いのではないでしょうか？

1回1回拭き掃除が出来ればいいのですが、現実出来ないですよね。
そういった場所にぜひ、オートディスペンサー＋次亜塩素酸除菌消臭水の噴霧をご検討下さい。

尚、アクリルボードは、アルコールでケミカルクラックが入りますので拭き掃除の時はお気を付けください。

■消毒・清掃時の次亜塩素酸除菌水(次亜塩素ナトリウムではありません)の空間噴霧
空港にいる清掃スタッフの方々は、カウンター・トイレ・エスカレーター・床・祈祷室など人が触る可能性がある場所を丁寧に清掃をして頂いています。
ウイルスに感染する際は、面に付着していますので、その面の清掃・消毒という作業は本当に大変だと思います。
石鹸や洗剤、アルコール、次亜塩素酸ナトリウムなど場所によって使い分けて清掃を行っていると思いますが、清掃時に作業者を守るためにも除菌消臭剤の噴霧をおススメします。

■ラウンジでのたばこ消臭事例(2007年事例)
　以前空港で、タバコ臭に対する軽減のテストを行いました。

依頼がくる前の状況
１．喫煙室の室内全体にタバコの煙・臭気が充満
２．以前、分煙器を使用していたが、効果が無かったため、撤去。
３．自動ドアの開閉に伴い、喫煙室のタバコの煙・臭いが禁煙室内に流れてきていた
４．喫煙する人でも、喫煙室の煙・臭いが気になっていた。
５．禁煙ルームを使用する人よりクレーム。

施工を実施
１．喫煙室内すべての面へ付着しているタバコの臭い成分の消臭施工。
２．継続的に効果を達成するために、超音波機器を使用して室内噴霧。

タバコ煙モニターを使い部屋の粉塵などを測定し数値化し維持管理できるか調査。

施工結果

施工後は、超音波霧化器UD-200(JM-200の旧モデル)を設置し、1分動作3分停止で除菌消臭剤を噴霧(天然系液剤)
1.顧客からのクレームが無くなった。
2.喫煙室でタバコを吸っていても、タバコの臭いが非常に低い。
3.禁煙室側への影響が無くなった。
4.喫煙していても。煙が非常に少ない。
　某国際空港ターミナル株式会社から、高い評価を得ている。

このように様々な場所で空間噴霧を利用した空間除菌、空間消臭は日々行われてきました。
心配であるのであれば、少々高いですが、薬機法をきちんと守っていて且つ安全データ試験をとっている液剤メーカー製を利用して、空間噴霧を行って下さい。
※次亜塩素酸ナトリウム以外で、肺炎コロナウイルス対策やインフルエンザ対策など特定ウイルスを書いて販売している次亜塩素酸水及び次亜塩素酸を主成分とした液剤は薬機法違反です。
薬機法を守らない＆知らないで、販売している所からは液剤を購入しないように注意が必要です。

国はいちいちどの液剤はよくて、どの液剤はダメとは言わないのでメンドクサイものはすべてだめ！という事で今回のNITE報道につながっていると推測しています。
吸引暴露毒性試験で問題なければ、噴霧ＯＫに早くなればいいのにと感じます。

■参考までに現場で20年近くやってきた世界初の次亜塩素酸水溶液(pH5.5-7.5/50ppm以下)対応の超音波霧化器メーカー　担当者としての個人的見解をブログで記載しています。
上から日が古い情報となります。
参考までにお読みください。
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(NITE＝製品評価技術基盤機構)
・NITE　次亜塩素酸水等の販売実態に関して２
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行ってもよいのですか？
・世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね
・丙情報が誘導を引き起こす怖さ
・学校における消毒の方法等について（次亜塩素酸水噴霧）
・次亜塩素酸水溶液の安全性説明の発表を聞いて
・最終意思決定は、現場から一番遠い所で行われている
・超音波霧化器メーカーとしての取り組み
・空間噴霧という言葉にも反応？

■超音波霧化器とは

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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