次亜塩素酸水溶液の効能・空間噴霧の効果と安全性
超音波で未来をつくる・・・エコーテック マーケッターのKOUKIです。
次亜塩素酸を主成分とした液剤メーカー様や販売店様からブログを読んでいますと温かい言葉を頂きます。
ありがとうございます。
ただ、超音波霧化器ジアミストシリーズは、次亜塩素酸を主成分とした液剤だけでなく他の液剤メーカー様に対しても販売をしています。
世の中の流れが次亜塩素酸水の否定になり、今まで長年現場でやってきた経験と違いがあるのでブログで発信しているだけですので、すべての次亜塩素酸を主成分とした液剤を推奨しているわけではありませんのでご理解下さい。
やってないことはわかりません
さて今日は、こんなメールが届きました。
「三重大学大学院 福崎教授の『次亜塩素酸水溶液の効能・空間噴霧の効果と安全性』資料の室内空間における次亜塩素酸の濃度の測定事例で、超音波霧化器ジアミストとお問い合わせ頂いた液剤メーカー様で製造している次亜塩素酸を主成分とした液剤を噴霧した時、同等の結果が出るのか?」という質問でした。
この回答は、「やったことがないのでわかりません。」としか出来ません。
試験では、他社製の噴霧器を利用して1時間に300ccの液剤(pH5.8,50ppm)を空間に噴霧しています。
正直、似たような結果になると思いますが、厳密に言えば多くの事を調べなければいけません。
・機器の違い(周波数、ファン、構造)
・液剤の製法の違い
・pHの違い
・次亜塩素酸濃度の違い
・環境の違い
NITE、文科省、厚労省の連名での発表を見ると、次亜塩素酸を主成分とした液剤の空間噴霧における安全性の確認をしていないのにも関わらず、有害かのように誤認する発表をしていますが、有害というデータを持っていないのであれば、そういう表現をするのはおかしいと何度もブログでは言ってきました。
これも同様の問題で、当社で試験をしていない以上、良いとも、悪いとも言えないというのが回答になります。
JM-200塩素濃度試験
安全基準が無いという発表をされていますが、福崎教授が講演した動画では、「労働安全衛生法の基準および日本産業衛生学会による許容濃度は 0.5 ppm( 500 ppb)である 。」と国の基準がある事を言っています。
「塩素は生体の水と反応して次亜塩素酸に変化して生体に作用する 。次亜塩素酸の生体への影響は 、塩素の作用濃度から推し量るのが理にかなっているとしています。」
そこで、豊橋の労働基準監督署に相談をした後で、豊橋市内で環境測定をしている指定業者 株式会社イズミテック様に試験依頼を行いました。
実際は、その作業者がいる環境で行う事が前提であるということでしたが、実際の作業現場ではなく、意地悪試験の状態にして測定を実施しています。
液剤:混合式(次亜塩素酸ナトリウム、希塩酸、水道水)
試験時pH:pH6.1(72788デジタルpH計にて測定)
試験時次亜塩素酸濃度:63ppm(H1771にて測定)
測定方法:作業環境測定ガイドブック3.3008 8.1液体捕集法-吸光光度分析法
・超音波霧化器ジアミストJM-200(1時間に125cc噴霧)
・試験場所:応接室1:405cm×290cm×高さ260cm
条件:
・エアコン、換気扇OFF
・JM-200を30分動作後試験を開始。
・試験スタート時:温度25.4度、湿度96%
測定ポイント:
1.噴霧口付近(吹き出し口から20cm):塩素濃度 0.13ppm
2.噴霧口から1m(高さ1.1m):塩素濃度<0.05ppm
3.噴霧口から1m(高さ0.2m):塩素濃度<0.05ppm
※10分の吸引を行い、8時間暴露に換算した数値
塩素許容濃度0.5ppm(日本産業衛生学会)
実際は空調も入りますのでもっと減少すると考えられます。
こんな使い方をしていましたが、大丈夫だという事です。
※私の机でこんな使い方をしています。
実際は、1/4モードにしていますのでさらに噴霧量が低いため、全く問題無しということです。
JM-301塩素濃度試験
液剤:混合式(次亜塩素酸ナトリウム、希塩酸、水道水)
試験時pH:pH6.1(72788デジタルpH計にて測定)
試験時次亜塩素酸濃度:63ppm(H1771にて測定)
測定方法:作業環境測定ガイドブック3.3008 8.1液体捕集法-吸光光度分析法
・超音波霧化器ジアミストJM-300(1時間に300cc噴霧)
・試験場所:小会議室:740cm×170cm×高さ270cm
条件:
・エアコン、換気扇OFF
・JM-301を30分動作後試験を開始。
・試験スタート時:温度25.4度、湿度93%
測定ポイント:
1.噴霧口付近(吹き出し口から20cm/高さ1.2m):塩素濃度 0.21ppm
2.噴霧口から1m(高さ1.1m):塩素濃度<0.05ppm
3.噴霧口から1m(高さ0.2m):塩素濃度<0.05ppm
※10分の吸引を行い、8時間暴露に換算した数値
塩素許容濃度0.5ppm(日本産業衛生学会)
実際は空調も入りますのでもっと減少すると考えられます。
JM-1000塩素濃度試験
液剤:混合式(次亜塩素酸ナトリウム、希塩酸、水道水)
試験時pH:pH6.1(72788デジタルpH計にて測定)
試験時次亜塩素酸濃度:63ppm(H1771にて測定)
測定方法:作業環境測定ガイドブック3.3008 8.1液体捕集法-吸光光度分析法
・超音波霧化器ジアミストJM-1000(1時間に1000cc噴霧)
・試験場所:小会議室:740cm×760cm×高さ270cm
条件:
・エアコン、換気扇OFF
・JM-1000を30分動作後試験を開始。
・試験スタート時:温度25.3度、湿度96%
測定ポイント:
1.噴霧口付近(吹き出し口から20cm/高さ1.4m):塩素濃度 0.79ppm
2.噴霧口から1m(高さ1.1m):塩素濃度 0.07ppm
3.噴霧口から1m(高さ0.2m):塩素濃度<0.05ppm
※10分の吸引を行い、8時間暴露に換算した数値
塩素許容濃度0.5ppm(日本産業衛生学会)
JM-1000は1時間に1,000ccを噴霧する機械ですので、その出口20cm で霧を浴びながら仕事をすることは考えられません。
もしいた場合、4時間の作業であれば十分暴露限界数値より下値となります。
1m 離れたら問題はまったくないので、そういう方もいるかもしれないと想定して取扱説明書に1m以内での作業は設置を変えてもらうような指示を追加しておこうと思います。
ここで疑問だったのですが、霧の中に管を入れた場合、吸い込むのは液剤であって塩素ガスなのだろうか?という事です。
20cmの方が濃度が濃くなると想定していたのですが、試験方法などが違いますので同じ結果にはなりませんでした。
安全基準以下だと効果が無いのか?
JM-1000で混合式次亜塩素酸を10分(約170cc)噴霧した結果、除菌効果を確認した試験です。
上記の安全基準よりも低い結果だからイコール除菌効果が無いということではありません。
次亜塩素酸水の噴霧がダメだと言っている方はいい加減、「消毒・除菌効果があるものは人体に噴霧してはいけない」というありきたりの言葉以外に、何か試験をして提示をして頂けないものかと感じます。
そうそう、試験方法に文句を言う方がいるかと思いますが、作業環境測定士の方と相談をしてとったデータになります。
試験方法に文句をいう方は、ご自身で試験を行って比較検証をして下さい。
お待ちしております。
■参考までに現場で20年近くやってきた世界初の次亜塩素酸水溶液(pH5.5-7.5/50ppm以下)対応の超音波霧化器メーカー 担当者としての個人的見解をブログで記載しています。
上から日が古い情報となります。
参考までにお読みください。
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(NITE=製品評価技術基盤機構)
・NITE 次亜塩素酸水等の販売実態に関して2
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行ってもよいのですか?
・世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね
・丙情報が誘導を引き起こす怖さ
・学校における消毒の方法等について(次亜塩素酸水噴霧)
・次亜塩素酸水溶液の安全性説明の発表を聞いて
・最終意思決定は、現場から一番遠い所で行われている
・超音波霧化器メーカーとしての取り組み
・空間噴霧という言葉にも反応?
・清掃前・清掃中・清掃後の次亜塩素酸除菌水噴霧
■超音波霧化器とは
液剤に非常に高い音(超音波)を与える事で液剤が微粒化する現象を活用した機械です。
超音波加湿器などにも利用されています。
密室になる空間へ除菌消臭剤を噴霧する目的などに利用されています。
※前倒しや増産で少し早まってきています。
・超音波霧化器 JM-200 12月分の受注受付中→前倒し計画中
・超音波霧化器 JM-301 11月納入→増産により9月受注分受付中
・超音波霧化器 JM-1000 9月納入分の受注受付中 (8月にも出せるかも!)
※中に入れる次亜塩素酸除菌水20L、出荷可能です!
■次亜塩素酸系液剤(楽天購入ページにリンクしています)
※各社液剤メーカーの受注が多く、即日出荷が難しくなっています。
・消臭除菌水 CELA
・衛生水 アミスティ
・中性次亜塩素酸ナトリウム製剤(殺菌料)ジアミスティ
・電解水 アクアサニター
・スーパー次亜水
・高濃度次亜塩素酸水グリーンアクア
※「ジアミスト」は当社登録商標です。
■トピックス
・毎週火曜日19時~ FM豊橋に出演してます!
・もけ部活動記録集(1,200円)販売して頂ける模型店・書店募集中
販売店舗:精文館書店本店 豊川堂カルミア店
・もけ部とのコラボレーション企業先を募集中です。
コラボ先募集を記載したブログ
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■超音波で御社製品を差別化しませんか?
超音波技術で「独占市場」を仕掛け中!常に変化を考える、あなたの販売推進担当 超音波と魚探のUS-DOLPHIN店長 KOUKI ことエコーテック三浦宏樹が、情報提供させて頂きました。
当社は、愛知県豊橋市にある1956年創業の超音波技術を用いた機器を製造するメーカー 本多電子(株)内にある企業です。新規市場創造を行なう企業として1999年10月に設立されました。何か問題や改善を検討中の方で、「超音波でこんな事出来ない?」と思いついたら、気軽にご相談下さい。
超音波を用いた製品に関しては、直営の 超音波と魚探のUS-DOLPHIN楽天市場店で販売をしておりますので、ご利用下さい。
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豊橋を活性化したい人募集!
豊橋工専高校模型部(もけ部)とは、
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7月7日よりスタート!
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http://www.843fm.co.jp/
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https://apps.apple.com/jp/app/tees-843fm/id733701439
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お問い合わせ:053-424-6001
投稿者プロフィール
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エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
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