超音波技術でロマンを形に変える

2024.07.21

ロマンとは、フランス語の「roman」だそうです。
夢や理想があるといった意味合いで使われています。

「超音波でつくった霧を使って空間に虹を出したい！」

当社の超音波霧化技術は、そんなロマンからスタートしました。
たまたまプロジェクトを担当したリーダーの下で設計要員として先輩からの指示された事を行う事が多かった時代に、この装置の組み立て担当者の1人として仕事をしました。
まだ超音波加湿ユニットを他社から購入している時代でしたので、その当時から継続して超音波霧化に関わっているのが1番長い社員になっています。
そういったご縁みたいな事ってあらためて考えると不思議ですね。

皆さん、こんにちは。
超音波で未来をつくる・・・エコーテック(株)マーケッターのKOUKIです。
新しい事をつくる「コトリスト」としてラジオ番組にも出演中です。
超音波メーカー本多電子(株)の新規市場開発を行う部門として1999年に法人化されたエコーテック(株)で、設立メンバーの1人として市場をつくる仕事を長年担当しています。

20231001～20240930は、以下３つの行動を意識して動いています。
(1）用途からニッチ市場づくり
・ホビー用超音波カッター
・超音波霧化器＆超音波霧化ユニット
・微細超音波研磨機
(2)海外比率50%化への挑戦を邪魔する国内需要増加
・海外担当の後輩君の壁になるため、今期並みの数字(17％)になるように裏売上目標を設定
(3)リクルートを考えた地域活動(2025年新卒を1名、エコーテック(株)で採用活動)
・キャラクターコンテンツ　豊橋工専高校模型部(もけ部)
・モノづくり漫画校歌　「夢の道標」配信中
・高校生モノづくり全国大会　ユースモデリングコンテスト豊橋
・豊橋市のふるさと納税返礼品に超音波カッターが登録されています。
・地元ラジオのビジネス番組でFM843パーソナリティーとして出演中
・三遠ネオフェニックスシルバースポンサー
・豊橋技術科学大学ロボコン同好会「とよはし☆ロボコンズ」スポンサー
・戦略MQ会計研修を使った人材育成
・地域のモノリスト(モノづくりする人)商品の拡販のお手伝い

レインボープロジェクトから30年

私が携わっていた「空間に虹を出すプロジェクト」は1993年当時、結果としては思ったようには出来ませんでした。
上記の写真は、発生した霧をスクリーンにしてレインボーマシンで虹を投影した画像です。

その後、「少ない数量は販売してもらえない」＆「他社特許が切れた」事から、霧化ユニットの開発を行い、1998年8月1日に超音波霧化ユニットHM-2412(生産終了)を販売しました。
霧化ユニット開発時には設計から販売推進に異動しており、カタログや取り扱い説明書、営業資料などの作成に携わりました。

レインボープロジェクトから約30年、設計・販売推進で関わり現在、本多電子(株)が取り扱いを中止した為、すべての引き合いは当社からの販売となり、本多電子グループ唯一の営業担当となっています。

まだまだ広がる超音波霧化技術

液体に、非常に高い周波数の超音波を当てると、粒子が加速して水柱が立ち上がり、霧が発生します。
この現象を使って様々な事に利用されています。

■液体を霧にする
水道水を霧にして噴霧する超音波加湿器はご存じの方が多いと思います。
そこに水溶性アロマを入れる事で芳香器としても利用されています。
除菌消臭剤を入れれば、消臭装置にもなりますし、除菌装置にもなります。
病院、介護施設、保育園などで多く利用されています。
特殊な用途ですと薄膜をつくるミストCVD法などにも利用されています。
世の中には様々な液体がありますので液剤の機能を微粒化したらどんな事が出来るのか？を考えただけでも無数に用途が広がってきます。

■霧をスクリーンとして使う(光の可視化)
レインボープロジェクトのように霧をスクリーンとして使う方法もあります。
光の可視化は光を発生する装置の検証などに利用出来ます。
風ですぐに揺らぐのを使い、動きを見せる事も出来ます。
(超音波フェアで、超音波霧化器を並べそこに魚の画像を投影、泳いでいるような感じになった)
　　
■霧でつくった湿度を利用する
液体を微粒化し、その液体を空間に閉じ込めたままにすると高湿度環境が作られます。
装置の高湿度試験用設備として使う。
お米の保湿を行う
キノコ栽培時、部屋の湿度を保つ

超音波を使った微粒化ユニットの開発、市場を作る営業企画を募集

超音波霧化ユニットを製造している企業は世界でもあまりありません。
当社では、その中でも差別化するため、さらに微粒化を目指し、従来販売していた2.4MHzより周波数が高い3.0MHzのユニットを開発・販売を始めました。
今後も、より高い周波数やより高出力のユニットなどの開発を行っていく必要があります。
振動子の設計、回路の設計をやってみたいという設計希望の学生がいましたら、26年卒向けのインターンシップなどを利用し、当社に一度お越しください。

また、様々な市場で液剤＋霧化の用途を探す事で、まだまだ市場が広がって行きます。
超音波霧化ユニットは大学関係での実験が多いため、将来、大学とのビジネスに興味がある学生や新しい販路開拓を行ってみたい営業、営業企画志望の学生の方も、26年卒インターンシップなどを利用し、当社に一度お越し下さい。

本多電子(株)のインターンシップ＆仕事体験 | マイナビ2026 (mynavi.jp)
※理系向け、文系向けの講座をご用意しています
※世界で稀な超音波振動子を自社開発製造し、様々な超音波応用機器を生み出す企業です。

超音波霧化器とは？

超音波霧化器とは、超音波振動子を使って液体を微粒化し、空間に噴霧する機械です。
超音波加湿器の原理と同じですが、2001年に新聞発表を行った際、以下の２つの特徴を持たせたため、超音波霧化器と名前を変えて発表をしました。
・加湿器よりも細かい霧である
・液剤自身に除菌、消臭、芳香などなんらかの機能がある液剤の噴霧

超音波霧化器は4機種＋3ユニットで展開中

現在、超音波霧化器は生産が終了し在庫のみ販売する機械を含め4機種(JM-200,JM-301,JM-800P,JM-1000,)と2ユニット(HM-17,JMU-24A01,JMU-30A01)を販売しています。
■JM-200(1時間125cc噴霧/タンク1,000cc)
■JM-301(1時間300cc噴霧/タンク3,300cc+オプションタンク3,300cc追加可能)
■JM-800P(1時間800cc噴霧/タンク無し、外部タンクからチューブポンプで吸上式)
■JM-1000(1時間1,000cc噴霧/タンク3,300cc)
■HM-17(1時間210cc噴霧/タンク無し投込式ユニット)
■JMU-24A01(2.4MHz霧化ユニット)
■JMU-30A01(3.0MHz霧化ユニット)

NITE発表報道から空間噴霧に関して書いてきたブログ
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(NITE＝製品評価技術基盤機構)
・NITE　次亜塩素酸水等の販売実態に関して２
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行ってもよいのですか？
・世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね
・丙情報が誘導を引き起こす怖さ
・学校における消毒の方法等について（次亜塩素酸水噴霧）
・次亜塩素酸水溶液の安全性説明の発表を聞いて
・最終意思決定は、現場から一番遠い所で行われている
・超音波霧化器メーカーとしての取り組み
・空間噴霧という言葉にも反応？
・清掃前・清掃中・清掃後の次亜塩素酸除菌水噴霧
・家庭内感染、(家族クラスター)を考える
・除菌ミストシャワーの安全性の懸念に関して
・緊急事態宣言って意味ある？
・東京消費生活総合センター発表に関して
・2021/10/1発表の新型コロナウイルスに関するQ&Aにがっかり
・空間噴霧は事実上OKに！消費者が自己責任で噴霧
・3省庁のパンフレットも空間除菌NGが削除されました！
・あらためて厚労省から空間噴霧は問題無しの通達が出ました
・過酸化水素の超音波霧化器の利用に関して

※「ジアミスト」は当社登録商標です。

毎週火曜日19時～20時は、FM84.3MHz WORKer WORKout

19:00になりましたら、FMやしの実にチャンネルを合わせてぜひお聞きください。
WEBラジオ又は携帯アプリは下記リンク先となります。
TEES-843FM (fmplapla.com)

FM84.3MHz workerworkout
豊橋駅前ココラスタジオから生放送！
毎週火曜日夜19時～20時に番組マーケッターとしてKOUKI出演中です。
番組名：東三河で働く人のための番組「WORKer WORKout」
放送日：84.3MHz 毎週火曜日　19:00－20:00　07/2,9,16,23,30

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もけ部ドットポッチノート　ユーモ豊橋バージョン — もけ部(豊橋工専高校模型部)

豊橋工専高校模型部(もけ部)とは、
豊橋のものづくりをPRしようと2016年4月から取り組んでいる当社キャラクターコンテンツ。
豊橋のPRになれば、イラストは、ロイヤリティ無しで利用して頂いています。
ぜひ、多くの企業の方と豊橋工専高校模型部(もけ部)を通して、地域ＰＲが一緒に出来たらと思っています。
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