議会承認を得て超音波霧化器　約80台導入

「職場クラスター」
メディアは、様々な造語を作るなぁと感心してしまいますが、「職場でクラスターが発生したらどうしよう？」と余計に不安を煽るだけのような気がしますが、皆さんはどう思いますか？
肺炎コロナウイルスの自粛解除後、自粛解除したからと行って各自の行動を通常状態に戻せば、感染が広がるのは目に見えていたと思います。
この数週間、皆さんの行動はいかがだったでしょうか？

保菌者がいたら、「クラスター」はどの空間でも発生すると私は考えます。
相手は症状が出ていない無症状であればなおのこと、気が緩んでお互い接し方は濃厚になってしまいます。
暑くてムシムシしてきついですが、職場でマスクをつけて少しでも感染しないようにすることが大切です。

さて次亜塩素酸水、次亜塩素酸を主成分とした液剤の噴霧について、NITEの35ppm以上に効果があるという報道で、さらに市場は混乱しているようです。
報道によって、各市町村が配布した次亜塩素酸水に対してクレームをつけていた方もいたようですが、手のひらをかえるのだろうか？と考えています。

数日前、Ａ市から超音波霧化器JM-200を約80台受注しました。
今の状況で議会承認が通るとはびっくりしましたが、Ａ市の議会の方々は、子供たちを少しでも守りたいという熱い方々だと心から思います。
NITE6/25発表の次亜塩素酸を主成分とした液剤については、35ppm以上であれば一定の効果があるという報道が出ました。
あんなもんは効果が無いと報道していたメディアやどこぞの先生方はどう反応するのかなぁ。

元々、保育園や幼稚園で使っていた事もあり、次亜塩素酸を主成分とした液剤に実績があるようですし、液剤を入れて冬場、加湿目的にも使っている施設も多いようです。
超音波霧化器JM-200に水を入れ、噴霧し加湿器として利用し、子供が帰宅後、次亜塩素酸を主成分とした除菌消臭剤を入れて除菌を行えば、一石二鳥。
両方使える国産の超音波霧化器(超音波噴霧器、超音波加湿器)ということで、当社製品に白羽の矢がたったということのようです。（ありがとうございます）
※従来から子供がいる空間で次亜塩素酸を主成分とした除菌消臭剤噴霧を行っていた保育園・幼稚園は継続して空間噴霧を行うとのことです。
※年度末までに入手したい市町村関係の方は、早めに内示を頂かないと間に合わない状況です。

よく「公的機関が有効性や安全性をはっきり認めない限り使えない」というのを記事で見ますが、公的に認められていないもので、使われているものは世の中にたくさんあります。
さらに国の発表も情報が頻繁に変わったりするのを見て驚きます。

そもそも公的機関って何を指しているのでしょうか？

私は公的機関＝国と思っていますが、国が認めたらその事業(商品)にお墨付きを与えてしまうようなものです。
今回も35ppmが独り歩きしなければいいなぁと思っています。
国がお墨付きを与えるなんてよほどのことが無ければありません。
私は、今回の次亜塩素酸を主成分とした除菌消臭剤に関しては、いつまでたっても空間噴霧はグレーゾーンにして認めないと思っていましたが、まさかNITEの最初のコメントと同じものが出るとは、少々驚きました。

「公的機関が有効性や安全性をはっきり認めない限り使えない」という施設は、ずっと使わないという選択になると思いますが、それはそういう意思決定なので、別に良いと思います。

次亜塩素酸水、次亜塩素酸を主成分とした除菌消臭剤の方々に長年噴霧器メーカーとして関わってきましたが、しっかりやろうとしている各液剤メーカーは、第三者機関（試験機関）で安全性、有効性の試験を行っています。
（薬機法があるのでブログには出せませんが、いくつかのメーカー様から頂いています。)
NITEも文科省も発表を修正し、「メーカーが提供する情報、厚生労働省などの関係省庁が提供する情報、経済産業省サイトの「フ ァクトシート」などをよく吟味し、使用について判断するようお願いし ます。」とあるように、使う方がきちんと試験データを確認して利用されることをおススメします。

「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸を主成分とする液剤」の区別が出来ないまま〇〇〇の専門家と呼ばれている方々が、これらの液剤の事も把握している専門家では無いケースもあります。
実際現場で長く利用している知人に確認をされた方が良いと思います。
知らない誰かよりも知っている現場利用者の方が正しい情報を持っている事もあります。

■参考までに現場で20年近くやってきた世界初の次亜塩素酸水溶液(pH5.5-7.5/50ppm以下)対応の超音波霧化器メーカー　担当者としての個人的見解をブログで記載しています。
上から日が古い情報となります。
参考までにお読みください。
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(NITE＝製品評価技術基盤機構)
・NITE　次亜塩素酸水等の販売実態に関して２
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行ってもよいのですか？
・世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね
・丙情報が誘導を引き起こす怖さ
・学校における消毒の方法等について（次亜塩素酸水噴霧）
・次亜塩素酸水溶液の安全性説明の発表を聞いて
・最終意思決定は、現場から一番遠い所で行われている
・超音波霧化器メーカーとしての取り組み
・空間噴霧という言葉にも反応？

■超音波霧化器とは