ポビドンヨードは、超音波霧化器に入れないで下さい。

すぐにメディアに動される方ってどうなの？とうがい薬が棚から無くなったのを見て感じます。
ポビドンヨードの過剰摂取はあまり良くないと書かれている論文もあるようですが、水道水じゃだめなんでしょうか？口の中の殺菌であれば歯磨きをすればいいような気もしますが、少し静観した方がよさそうですね。
それよりもフラフラ出歩かないのが一番です。
でも、今度はどのメーカーの仕掛けなのかな？と妄想するのが楽しい毎日ですね。

ポビドンヨードの空間噴霧はしないで下さい。

こうなると「ポビドンヨード」を空間噴霧しようとする方が出てくると思いますので、ブログで書いておこうと思いますが、機械が壊れる可能性がありますので、当社の超音波霧化器には、入れないようにお願いします。
※歯科医院で超音波霧化器に入れ機械が故障した事例があります。
※他社の超音波噴霧器、超音波加湿器に関しては、そのメーカー様にご確認下さい。

また、「ポビドンヨード」は、外皮用殺菌消毒剤ですので、消毒剤になります。
WHOも厚労省も「消毒薬の空間噴霧は推奨しない」としています。
最終的にはお客様の判断になりますが、当社としても「ポビドンヨード」は超音波霧化器に入れない方が良いと判断します。
当社では、液剤に関しては利用者の方が安全性を確認し自己責任での空間噴霧をお願いしていますので、「どうしても噴霧したい」という方は、利用する液剤メーカー様に相談された方が良いと思います。

風俗店での除菌消臭剤の空間噴霧

「ポビドンヨード」と聞いて、今までの事例で思い出したのが、風俗関係での利用。
聞いただけで現場には行っていないので画像が無いのですが、利用方法は消臭利用でした。
■微酸性電解水×超音波霧化器
・待機所での噴霧（タバコ臭が服などにつかないように)
・個室部屋での除菌消臭噴霧

待機所での微酸性電解水(次亜塩素酸水)の空間噴霧は、待機している女性はストレスでタバコを吸う事が多いそうなのですが、男性がタバコを吸わない人も多く、服に付着したニオイなどを軽減する目的で利用されているとの事でした。

個室部屋での除菌消臭噴霧は、主に排水からのニオイがキツイ所が多く、部屋に噴霧しているということでした。

また薬機法違反になるので、販売時には言えないと思いますが、事例として行為の前にうがいや〇〇の除菌で利用しているということを聞いて驚いた事があります。
その時、「ポビドンヨード」の色が嫌という声があって利用されていると聞きましたが、そういう事に使った事によるデータが無いので効果は不明です。
やはり販売時には第三者機関のデータを取得し、試験所と現場は異なるデータになりますが、期待する効果を明確にしてから市場を作っていってほしいなぁと思います。

その点、ニオイ対策の消臭提案は、ニオイが消えれば効果が伝わるのであらためて除菌市場より売りやすいとと感じます。

空間噴霧を否定する方の聞き方

さて中部経済新聞の実験結果報道を見て、似たような問い合わせがいくつか来ましたので、回答を書いておきます。

「次亜塩素酸水の空中噴霧については賛否両論がありますが・・・」

・賛否両論　
何事も両方の意見が存在します。
使いたい人が使えばいいし、否定する人は使わないという選択をすればいいので、それをいちいち深堀する必要は無いと思います。

その前に、当社機械を採用したく、液剤選定に悩んでいてという文章があるのであれば、問い合わせに答えてもいいのですが、興味本位で聞いてくるのは、正直迷惑です。
会社からお給料を頂いている以上、売り上げの可能性が無いことに答えている暇はありません。
企業は慈善事業ではありませんので、購入意思が無い方はどの企業もそうだと思いますが、聞くのはやめて頂きたいものです。
正直、暇なんですかね。

・次亜塩素酸水
当社ニュースリリースは、次亜塩素酸除菌水としていましたが、新聞記事では次亜塩素酸水になってます。こういう書き方が誤解を招くのですが、記事はこっちでチェック出来ないので、困ったものです。
何度も今までブログで書いていますが、強酸性水と弱酸性水は、故障の原因になりますので、当社超音波霧化器での噴霧は推奨していません。
微酸性電解水、微酸性領域の次亜塩素酸を主成分とする液剤(次亜塩素酸ナトリウムは除く)は、当社の超音波霧化器に入れても故障の可能性は少ないので、対応としています。
何度もブログに記載していますが、次亜塩素酸水すべての空間噴霧を推奨しているわけではありません。

「63ppmの次亜塩素酸水を空中噴霧し、1m先で0.05ppm以下になっていたので、次亜塩素酸水の空中噴霧は、空間殺菌効果としては期待できない、という結論で良いですか？」

ああ、なるほど、否定派の方の質問だったので、こういう聞き方だったんだなと思いました。
肯定派であれば、「安全性があり、空間殺菌が期待できるという結論でいいですか？」と聞いてくると思います。

今回の塩素濃度試験は、否定派の方々が言っている「塩素がアブナイ」という事に対して、三重大学福崎教授が、労働安全衛生法の基準及び日本産業衛生学会による塩素の許容濃度0.5ppm(8時間暴露)を測定することで国が定めている安全基準をクリアしているという発表をしたことを受け、豊橋労働基準監督署に相談をし、豊橋市の試験機関で作業環境を想定した空間で塩素ガス濃度を測定したものです。

それがなんで、殺菌効果が無いという結論を持ってくるのだろう？
安全性試験の測定試験なのに。
そもそも、溶液の次亜塩素酸濃度と空気中の塩素ガス濃度は別物なんですが、それを一緒にして、空間殺菌出来ないという結論に至るのがわからない。

空間噴霧における除菌効果試験は、何度もブログで紹介しておきますが、貼っておきます。

当事者でない場合、現場経験がなく知識も無いのであれば、まずは中立に考えて、肯定派、否定派のそれぞれの言い分を聞いて自分がどう思うかを大事にした方が良いと思います。

当社としては、懸念されていた塩素による安全性は、今回の塩素ガス濃度測定結果により、労働安全衛生法の基準及び日本産業衛生学会による塩素の許容濃度0.5ppmを超えずに、作業環境の空間除菌が行えると判断します。

あくまで当社見解です。

次亜塩素酸を主成分とする液剤(次亜塩素酸ナトリウムは除く)は雑貨品であり、殺菌効果をうたう事は出来ません。
採用する企業、施設様は、液剤メーカーが行っている第三者機関の安全性試験データを見て、最終的には、ご自身が判断し、ご自身の責任で空間噴霧を行って下さい。

■参考までに現場で20年近くやってきた世界初の次亜塩素酸水溶液(pH5.5-7.5/50ppm以下)対応の超音波霧化器メーカー　担当者としての個人的見解をブログで記載しています。
上から日が古い情報となります。
参考までにお読みください。
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(NITE＝製品評価技術基盤機構)
・NITE　次亜塩素酸水等の販売実態に関して２
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行ってもよいのですか？
・世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね
・丙情報が誘導を引き起こす怖さ
・学校における消毒の方法等について（次亜塩素酸水噴霧）
・次亜塩素酸水溶液の安全性説明の発表を聞いて
・最終意思決定は、現場から一番遠い所で行われている
・超音波霧化器メーカーとしての取り組み
・空間噴霧という言葉にも反応？
・清掃前・清掃中・清掃後の次亜塩素酸除菌水噴霧
・家庭内感染、(家族クラスター)を考える

■超音波霧化器とは

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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