海外から超音波霧化器受注

先日、ZOOM会議を行った海外からの引き合いですが、超音波霧化器を全機種サンプル受注しました。
その国でも次亜塩素酸を主成分とする液剤(次亜塩素酸ナトリムを除く)を空間噴霧したいということでした。

カタログなどを事前に送って頂いたのを見ましたが、日本の薬機法だと抵触してしまうことが書かれており、国が違うとこうも制約条件が違うのかと驚きます。
日本国内を優先したいとブログなどでもPRしてきましたが、そういった雰囲気でもありません。3月の時には受注残8,000台まで膨らんだ、超音波霧化器JM-200は残り5,000台程度しかありませんが、国を問わず、必要な所への出荷を優先して行こうと思います。
(在庫が無くなった場合は、次回は、5月以降の納品となります)

機械工具関係の取扱店様が提案するには？

今回、先方は機械工具関係の商社様ということでした。
まずは日系企業に対してPRを行うということです。

大事な点としては、ウイルス対策で商材をPRすると、ウイルスの脅威が無くなった場合は、商材(除菌消臭剤)が使われなくなります。
出来れば、消臭をメインにしてプラス除菌で提案するという形の方が継続して利用してもらえます。

先方が無理なく回れるのは、機械工具を納めているのが工場ということでした。
とうぜんですよね。
新規に商品を取り扱う場合、今まで会社がやっていない所を新規開拓するのは業界の事が何もわからないので、心が折れます。
私は、超音波霧化器も超音波カッターもまったく販売店が無い状態から立ち上げてきましたので、その辛さはよくわかります。
辞めておきましょう。
新規商材を扱う場合は、自社の取引内での利用方法を開拓していく用途開発の形にしていきましょう。
では工場に、超音波霧化器＋除菌消臭剤を提案する場合、どんな用途があるのか一例をご紹介します。

出入口の靴のニオイ対策

ウイルス対策は、社屋の出入り口が重要です。
不要なウイルスは会社の敷地内に持ち込まないようにしたいと誰もが思います。
感染者が出してしまうものは仕方がありませんが、付着しているものは出入口でブロックをしたいものです。

出入口に超音波霧化器JM-1000を設置

イベント会場の出入り口に空間除菌用に超音波霧化器(超音波加湿器、超音波噴霧器)を設置している写真ですが、会社入口にも同様に空間噴霧を設置する提案が可能です。
ウイルス対策ではなく、消臭で提案をするのであれば、下駄箱の消臭除菌です。

海外だと工場で靴を履き替えない場合があるかもしれませんが、履き替える場合、その下駄箱が解放されていたら、靴のニオイが玄関に充満してしまいます。
これは、従業員側も来客用も両方に言える事です。

同時に、服のニオイを霧をあびてから社内に入るという提案することで、除菌も可能ですと伝える事が出来ます。
もちろんその時に、靴の裏に付着しているものが廊下に付着するので、霧が常にある所を通過すれば徐々に除菌するという話が出来ます。
トイレとの間とか、エリアが変わる所に設置したいですね。
※日本国内では、安全靴のニオイがクサイということで導入されています。

社長室に設置する

最初聞いた時に冗談かと思いましたが、社長室に設置されることが多いと聞きます。
中小企業の多くは、意思決定が社長です。
社長が倒れると中小企業の経営がおかしくなってしまいます。
また、社長がタバコを吸ったりする場合は、その部屋を消臭したいという事で噴霧器を導入するケースもありました。

提案としては、社長室に様々な方がくるので、クサイ部屋では、印象が悪くなります。
部屋を常に消臭しましょう！と提案するのが良いかと思います。
さらに消臭効果だけではなく、除菌効果もあるとして設置提案するのが良いと思います。
海外での日本製の信用はまだあるのかわかりませんが、超音波霧化器を入れる事がステータスになるような仕掛け（あそこの社長は購入したみたいな)が出来るとより売りやすいかと思います。

会議室に設置をする

会議室も社長室同様、海外ではタバコｏｋの国もまだまだ多いです。
来客を通す可能性がある部屋が、クサイままでは印象が悪くなります。
やりやすいのは、会議室に使う部屋で食事や休憩のため飲食をしている場合がある企業です。
ニオイが残っていれば、それを消臭するということで、マスクを外している時に空間除菌することで少しでも対策が出来ます。
衛生意識が高い企業が導入しているというトークで1社導入事例があれば、他社に空間消臭をすすめてはいかがでしょうか。

今は除菌の方が売れますので、狭い空間で密になっていれば1台置いておきましょう！というのは提案しやすい環境であると言えます。

食堂や研修センターなどでも同様の提案が出来ます。

トイレに設置する

ニオイの発生源でもあるトイレ。
トイレは消臭用に除菌消臭剤を噴霧することで、ウイルス対策をしやすい場所だと言えます。
海外のトイレ事情は分かりませんが、下痢などの場合、服の裾についたり、足首あたりにスプラッシュした便などが付着します。
ノロウイルスなどはそういった場所を手で触ってしまい、その手であちこち触る事で部屋中で菌が飛び散ります。
便由来のもの＝便臭と話をすれば、うんこのニオイがあちこちに付着するというのは嫌ですよね？とニオイでも話が出来ますので、ＰＲしやすいかと思います。

他にもありますが、消臭を提案し、除菌も可能ということをこのタイミングで行って行く事で、ウイルスが終息したあとも利用して頂けるようになります。
代理店様には、私が20年色々な事例を書面化したものをＰＤＦにして送付させて頂きました。
少しでも、その国の方が喜んで頂ける事につながることを期待したいと思います。

参考までにお読みください。
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(NITE＝製品評価技術基盤機構)
・NITE　次亜塩素酸水等の販売実態に関して２
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行ってもよいのですか？
・世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね
・丙情報が誘導を引き起こす怖さ
・学校における消毒の方法等について（次亜塩素酸水噴霧）
・次亜塩素酸水溶液の安全性説明の発表を聞いて
・最終意思決定は、現場から一番遠い所で行われている
・超音波霧化器メーカーとしての取り組み
・空間噴霧という言葉にも反応？
・清掃前・清掃中・清掃後の次亜塩素酸除菌水噴霧
・家庭内感染、(家族クラスター)を考える
・除菌ミストシャワーの安全性の懸念に関して
・緊急事態宣言って意味ある？

※「ジアミスト」は当社登録商標です。

■超音波霧化器とは

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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