超音波霧化ユニットの使い道(ミストCDV法/薄膜組成)

本日もお休みです。
超音波で未来をつくる・・・エコーテックは2021年1月5日まで年末年始休暇となっています。
年末年始休暇期間中の受注対応、お問い合わせは、1月6日より順次行って行きます。

マーケッターのKOUKIです。
今年も残るところあと3日(29,30,31)となりました。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

我が家は夫婦共々、親とあまり縁が無く実家はすでにありません。
コロナが無くても帰省する場所が無い為、自宅にいるしかないので例年と正直変わらない毎日を過ごしています。
例年と違う方は、その変化を楽しめるように気持ちを切り替えると楽しい年末になると思います。
お試しあれ。

あと今日は２０２０年最後の火曜日です。

毎週火曜19:00～20:00は、豊橋駅前サテライトスタジオ「ココラスタジオ」から生放送で、大久保結奈さんと私、エコーテック　マーケッターKOUKI(三浦宏樹)がお届けする、東三河で働く人のための番組「WORKer WORKout」があります。
年末のまったりとしたひととき、84.3MHz　FMやしの実(豊橋)にチャンネルを合わせてぜひお聞き下さい。

本日の残業の泉ゲストは、豊橋の鉄道系ユーチューバー「しろはんど」氏です。
ユーチューバーのお仕事について色々と聞いてみたいと思います。

FMやしの実
http://www.843fm.co.jp/

アプリ(App　Store)でダウンロードすると全国どこでも聴くことが出来ます。
https://apps.apple.com/jp/app/tees-843fm/id733701439

小・中学校の頃、撮り鉄だったことがあり最近アップされたグリーン車の旅をつい見てしまいました。
色々考える人がいるんだなぁと勉強になりました。

学生が興味半分でボリュームを回してしまった

当社で販売している超音波霧化ユニット(超音波加湿ユニット、超音波噴霧ユニット)ですが、先日、取扱説明書に絶対に触ってはいけないと記載がある「半固定ボリュームを回してしまった」という問い合わせを頂きました。

「御社の霧化ユニットを使用し、微細ミストを発生させた実験を進めております。
　発振回路基板に調整用ボリュームがついていますが、学生が興味半分でボリュームを回してしまい、そのときに作製したサンプルがたまたま興味深い結果が得られています。
取説ではボリュームは操作するな！と注意書きがあり申し訳ないのですが、発生するミストがどうなっているか教えていただけますでしょうか。

ボリュームは右に30度程度まわしており、ミスト発生量がかなり増えている状態です。発振周波数が変化しミストの径が変わっているのか、単純にミストの発生量が増えているのかご教示いただけると助かります。」

半固定ボリュームは写真左の基板の手前にある水色の部分です。
「見るな」と言われたら見てしまいますし、「触るな」と言われたら触ってしまいます。
しかし、わざわざラッカーでボリュームを止めてあるこのボリュームは、超音波振動子(圧電セラミック)への電力を調整しているボリューム。
基板調整して出荷をしているのは、電力を入れすぎた場合、回路や振動子の負担が増え、寿命が短くなるためです。

発振周波数が変化しミストの径が変わっているのか

質問の「発振周波数が変化しミストの径が変わっているのか、単純にミストの発生量が増えているのか」ですが、ボリュームを右に回転させた事で振動子への供給電力が増え、全体的に噴霧量が上がっているだけと思われます。
超音波霧化ユニットHMC-2400の粒子径測定では、電力を増やした(ボリュームを右回転)場合、粒子径の変化はあまりなく、噴霧量が全体に増えた結果となっています。

組み込む機械の構造などによっても変化する場合があるかと思います。
粒子径測定は組み込んだ状態で行って下さい。

当社は、超音波霧化ユニットの活用として様々な市場に提案をしてきました。
その１つがたまたま次亜塩素酸を主成分とする液剤(次亜塩素酸ナトリウムを除く)や銀イオン、亜塩素酸など、除菌消臭効果を持つ液剤のミストという利用方法です。
当社のように自社(国産)の超音波振動子ユニットを使った超音波噴霧器・超音波加湿器メーカーはほぼありませんが、今の市場の大きな流れは空間噴霧を悪者扱いする流れを感じています。
担当としては、悪者扱いされている市場にわざわざ開発投資する必要は無いと判断します。
少しでも安心な生活を！と思って在庫を無理にためる必要もありません。

液体を微粒化するという市場は色々存在しています。
その１つである、ミストCDV法は、液体原料をミスト化して高温に加熱された基板にぶつけることで非真空で薄膜を成膜する技術向けに高付加価値の霧化ユニットを開発した方がメリットを感じます。

大手が入ってきた市場は中小企業では旨味がありません。
大手が入ってこない、数億円レベルの市場を見つけていく楽しさを2021年からまた挑戦出来るのはとても喜ばしい事だと感じています。

超音波霧化ユニットの情報・購入は下記ページから可能です。
https://echotech.co.jp/products/7167/

参考までにお読みください。
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(NITE＝製品評価技術基盤機構)
・NITE　次亜塩素酸水等の販売実態に関して２
・「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行ってもよいのですか？
・世の中ってパンドラの箱がたくさんあるようで、面白いですね
・丙情報が誘導を引き起こす怖さ
・学校における消毒の方法等について（次亜塩素酸水噴霧）
・次亜塩素酸水溶液の安全性説明の発表を聞いて
・最終意思決定は、現場から一番遠い所で行われている
・超音波霧化器メーカーとしての取り組み
・空間噴霧という言葉にも反応？
・清掃前・清掃中・清掃後の次亜塩素酸除菌水噴霧
・家庭内感染、(家族クラスター)を考える
・除菌ミストシャワーの安全性の懸念に関して

※「ジアミスト」は当社登録商標です。

■超音波霧化器とは

投稿者プロフィール

三浦宏樹

エコーテックの新市場開拓担当。
ネットショップ運営でお客様と直に向き合いながら、超音波カッター・超音波霧化器の全国市場をつくっています。
熱く楽しく情報発信していきます！

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